カマラ・ハリスがトランプにとって手ごわい敵である5つの理由
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月23日 16時27分
大問題の人工妊娠中絶
民主党は女性の中絶の権利を大統領選における一番の争点にしようとしている。今回の大統領選は(人工妊娠中絶を憲法上の権利として認めた)ロー対ウェード判決が覆されて以降初めての大統領選挙で、女性であるハリスはトランプを攻撃する準備を十分に整えている。
ロー対ウェード判決を覆した連邦最高裁は保守派が過半数を占め、このうち3人はトランプが指名した判事であることから、トランプは自分がこの判決の立役者だと主張。だが再び大統領になった場合に、妊娠中絶の規制を全米一律にすることまでは支持しておらず、判断は各州に委ねるべきだとの考えを示している。
ハリスは中絶の権利についてとりわけ積極的に発言を行ってきた。6月には、今秋の大統領選には性と生殖の健康に関する権利の「全てがかかっている」と述べていた。
米ミネソタ大学のポール・ゴレン教授(政治科学)は以前本誌に対して、中絶の問題は民主党にとって有利な問題であり、彼らは「トランプを守勢に立たせるために頻繁にこの問題を取り上げるだろう」と指摘していた。
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