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「谷間」がまる見え、だが最も注目されたのは「肩」...ジェンナー姉妹の投稿に専門家が警鐘を鳴らすワケ

ニューズウィーク日本版 / 2024年7月28日 13時5分

英ロンドンを拠点とする精神分析医モナ・ハンセンは本誌に対し、ソーシャルメディアがメンタルヘルスとボディイメージに及ぼす影響についてこう述べた。「ソーシャルメディアの流行が人の行動とウェルビーイングにもたらす影響を調査した膨大な研究では、ソーシャルメディアが有害な影響を及ぼし得ることが示されている」

「ソーシャルメディアの利用パターンと、孤独感の悪化や、自己申告による鬱感情の増加といったウェルビーイング的な側面の間には、比較的弱い関連性しか認められないというエビデンスのレビュー論文が複数存在する。にもかかわらず、多くの研究が、ソーシャルメディアの利用と、自分の体に対する不満の間には明らかな関連性があること、あるいは、ソーシャルメディアの利用と、ボディイメージを巡る不安や摂食障害など、密接に関連した構成概念との間に、明らかな関連性があることを示している」

閲覧しているコンテンツの種類も、問題を引き起こす可能性がある。ハンセンは、「ドイツで先ごろ実施された実験の研究結果が、今年になって発表された。女性被験者が、無作為に割り当てられたさまざまなソーシャルメディアコンテンツを閲覧するという実験で、明確な因果関係が示された」と述べている。

「摂食障害をもつ女性でも、もたない女性でも、フィットスピレーション(fitspiration:スリムで筋肉もある女性が、健康増進やフィットネスへの取り組みを促すコンテンツ)を閲覧すると、自分の体への不満が強くなった。一方、ボディ・ポジティブ(体の大きな女性が、自らの体を愛そうと女性たちに呼びかけるコンテンツ)を閲覧すると、体への不満が低下した」
(翻訳:ガリレオ)




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