アフリカと欧州を結ぶ「全長約28キロの海底トンネル」の鉄道計画が浮上
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月1日 15時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
<アフリカとヨーロッパを初めて海底トンネルで結ぶ鉄道が実現か。2030年のサッカーワールドカップ(W杯)までの開通を目指し、モロッコが共同開催国のスペインと建設計画を進める>
海底トンネルは全長約28キロで、モロッコ北部マラバタとスペイン南部アンダルシア州のプンタパロマを結ぶ。実現すれば、モロッコの最大都市カサブランカからスペインの首都マドリードまで約5時間半で行けるという。
スペインとモロッコ、ポルトガルが30年W杯の共同開催を昨年10月に勝ち取ったことで、海底トンネル計画の議論は本格化してきた。数十年の議論を経てモロッコ当局が今年6月に調査の開始を発表し、一気に機運が盛り上がった。
この計画ではロジスティクスがカギを握る。水深約480メートル地点に長さ約28キロの単線海底トンネルを2本建設する必要があるが、ジブラルタル海峡は最も深いところで約900メートルに達し、大地震の震源となる断層上に位置する。
完成すれば、年間最大1280万人の乗客と1300万トンの貨物運搬が可能になる。
建設費の正式な見積もりはないが、60億ユーロ(約1兆440億円)以上という試算もある。
■スペインとモロッコの海底鉄道計画
この記事に関連するニュース
-
「大井川の水」の次は「南アルプスの土」…川勝知事が辞めても「リニア着工」を先送りする"静岡県の論法"
プレジデントオンライン / 2024年8月1日 8時15分
-
超大口径シールドマシン「領航号」がラインオフ―中国
Record China / 2024年7月30日 11時30分
-
「第二青函トンネル」不要? 東京‐札幌4時間半どう実現 北海道新幹線の“現実的な”高速化を考える
乗りものニュース / 2024年7月30日 7時12分
-
鹿児島の国道「北薩トンネル」で側壁崩れ土砂流入、14キロ通行止め…復旧に複数年の可能性
読売新聞 / 2024年7月28日 18時45分
-
回収・再利用可能な小型ロケットのPLD Space、2026年に商業打ち上げ開始予定
Techable / 2024年7月8日 10時30分
ランキング
-
1NGO誤爆、移動計画共有されず=イスラエル軍に「重大過失」―豪報告書
時事通信 / 2024年8月2日 16時41分
-
2「辛ラーメン」大韓航空が機内での提供中止に… “韓国ソウルフード”に何が?
日テレNEWS NNN / 2024年8月2日 20時39分
-
3「国賊習近平の罷免を」=SNSで横断幕の動画―中国・湖南
時事通信 / 2024年8月2日 18時43分
-
4フィリピン首都のチャイナタウンで火災 11人死亡
AFPBB News / 2024年8月2日 16時8分
-
5ハマスのハニヤ氏殺害、滞在した宿泊施設寝室に爆破装置か…モサド工作員が起爆の可能性
読売新聞 / 2024年8月2日 19時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください