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パンダ外交再開? 中国からサンディエゴへ新たな2頭のパンダが到着

ニューズウィーク日本版 / 2024年8月14日 16時20分

新設された「パンダリッジ」

ユンチュアンとシンバオは、完全に改装された新しい囲いに迎え入れられた。

以前のパンダ生息地の4倍の広さを誇るこのスペースは「パンダリッジ」と名付けられ、中国の象徴的な地質学的ランドマークからインスピレーションを得ている。周囲には豊かな植生が広がり、山岳、峡谷、崖の感覚を再現しようとしている。新鮮な竹も豊富に用意されている。

カリフォルニアを拠点とするアーティストであり、オベイクロージングの創設者であるシェパード・フェアリー氏(2008年に元大統領バラク・オバマの「Hope」キャンペーンポスターを制作した人物)も記念作品を公開するために出席した。

「地球を越えた友情」と題されたこの肖像画には、サンディエゴ動物園に20年以上滞在していたパンダ「バイユン」と、「威厳」「尊敬」「保全」という言葉が描かれている。

パンダリッジの設立は、シタデルおよびシタデル・セキュリティーズのケネス・C・グリフィン氏とペン・ジャオ氏からの寄付によるものが大きい。

北京出身のペン・ジャオ氏にとって、このイベントの文化的重要性は計り知れない。

「子供の頃、私は定期的に北京動物園にパンダを見に行きました」と彼は本誌に語った。

「この壮大な種を保護し、シンバオとユンチュアンを世界と共有する役割を果たせることを光栄に思います」

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