1本の毛が手掛かり 絶滅ジャワトラを追え
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月15日 17時17分
高木由美子(本誌記者)
<農園で採取した1本の毛の遺伝的特徴がジャワトラと一致? 生存確認の報告が待たれる>
インドネシアで1980年代に絶滅したとされるジャワトラが、実はひそかに生息しているかもしれない。そんな仮説のきっかけになったのは、2019年の西ジャワ州の農園での目撃情報と、残された1本の毛。農園の柵から採取した毛の遺伝的特徴がジャワトラと一致するとの研究が、今年3月に発表されたのだ。
同地の固有種であるジャワトラとバリトラは森林伐採などで絶滅したとされ、今や残るのはスマトラトラのみ。今後DNA検査と監視カメラを駆使してジャワトラの生存が確認されたら、今度こそ手厚い保護が必要になるだろう。
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