無関心な若者が熱狂、SNSを知り尽くしたハリス陣営成功の方程式
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月21日 18時39分
「最近の世論調査でハリスがトランプに対して優位に立っているのは、彼女のデジタル・キャンペーンの効果によるところが大きい。しかし、トレンドコンテンツの賞味期限はせいぜい10日程度だ」
「ハリスの優位は意外ではないが、確実なものでもない。それはハリスのデジタル戦略担当者が心に留めておくべきことだ」
この一風変わった政治戦略によって、ハリスは有権者と親密な関係を築き、彼女の選挙運動との一体感を感じさせることができた。これにより、彼女に好感を抱かせるだけでなく、「感情的な結びつきを強める」効果もあるとグティエレスは言う。
しかし、効果はここまでかもしれないし、逆効果になる可能性もある。
「潜在的なメリットはあるものの、ハリスと彼女のチームは、砕けすぎた印象を与えないように注意しなければならない」と、グティエレスは本誌に語った。「あまりにも型破りなやり方は、ハリスのイメージに悪影響を与え、他の有権者を遠ざける可能性がある」
「世間に対してバランスをとることはきわめて重要だ。ソーシャルメディアとの関わりで、信頼性や選挙運動の認識が損なわれないようにすべきだ」
ハリスは自分らしさ満開のブラットな夏を過ごしているかもしれないが、有権者を惹きつけておくためには、もっとやらなければならないことがある。秋になったら、彼女はどんなシーズンを過ごすのだろうか?
【動画】再生回数361万を超えたカマラ・ハリスについてのファン映像まとめ
why did I stay up till 3am making a von dutch brat coconut tree edit featuring kamala harris and why can't I stop watching it on repeat pic.twitter.com/hqcmerD1Pb— ryan (@ryanlong03) July 3, 2024
【動画】7月22日に拡散されたハリス米副大統領のフェイク動画
"Today is today. And yesterday was today yesterday. Tomorrow will be today tomorrow. So live today so that future today will past today, as it is tomorrow." -- Kamala for President, 200 IQ pic.twitter.com/4WYLqyxnQL— JaguarAnalytics (@JaguarAnalytics) July 21, 2024
上の動画は、カマラ・ハリスの演説のとりとめのなさを皮肉ったものとか。この動画の記事はこちら
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