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ロシア本土を直接攻撃する国産新兵器をウクライナが実戦投入

ニューズウィーク日本版 / 2024年8月26日 16時27分

ロシア領内を攻撃するために

ゼレンスキーは、この兵器が開発された背景を説明する動画も投稿した。

「ロシアによるミサイルや滑空爆弾の攻撃に対抗する最も効果的な方法のひとつは、これらの兵器の運搬手段を攻撃すること――つまりロシア国内の基地に停留するロシア軍機を標的にすることだ」と、ナレーションは説明する。

「だが、西側同盟国は、西側がウクライナに供与した武器でロシア軍基地を攻撃することをいまだに許可していない」と、説明は続く。「そこでウクライナは国の設計局で民間ロケットプロジェクトを開始し、業界の発展を促進するために規制を緩和した」

動画によれば、パリャヌィツィアはこの計画の最初の成果であり、その運用範囲、弾頭、製造情報などは「ほとんどが機密扱い」だという。

その攻撃範囲に加え、地上発射式であること、エンジンがターボジェットであることなど、限られた情報しか公表されていない。

ウクライナ政府は無人ロケットのコストは「同種のものよりはるかに低い」とし、「コスト削減と増産に取り組んでいる」と述べている。

動画の最後で、ナレーションはこう付け加える。「パリャヌィツィアの任務は、敵の攻撃力を破壊して市民を守ること。そして、それを敵の領土でそれを行うことだ」。

同日、ウクライナは旧ソビエトからの33回目の独立記念日を祝っていた。「われわれは、ウクライナの人々が常に自由な資本と主権国家の中でこの祝日を祝うことを確信している」と、ゼレンスキーは投稿した。

「ウクライナは常に独立を保つ――そこに疑問の余地はない。私たちは団結し、勇気と努力を結集することで、歴史的な答えを出した。ウクライナが存在すべきかどうか、ウクライナ人が存在すべきかどうかの答えだ」



【画像】ウクライナの新兵器パリャヌィツィア

Volodymyr Zelenskyy/Twitter

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