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【全国1万人調査】金融資産「1億円以上」3%、株式投資している女性19%、男女差最大は鳥取県

ニューズウィーク日本版 / 2024年8月29日 12時22分

男性の第2位は島根県の48.3%(全体24.7%)、第3位は東京都の46.5%(全体37.4%)、第4位は兵庫県の44.8%(全体32.6%)、第5位は富山県の43.8%(全体29.8%)となっています。上位10都県で4割を超えており、男性における株式投資への関心の高さがうかがえます。

女性トップは大分県。男女差が最も大きいのは

女性の全国平均は19.1%。2割に届かず、男性の34.2%比べても15.1ポイント低い結果となりました。トップは大分県の29.1%で、同県の男性(28.2%)よりも高い結果となりました。女性の割合が男性を上回ったのは、大分県のほかには19位の高知県(21.7%/男性18.4%)のみです。

ただ、大分県の29.1%という数字は、男性のランキングに当てはめると34位。また、23位の兵庫県(19.7%)以降の25道県で2割を下回っており、45位の島根県(10.4%)の場合、2位に入った男性(48.3%)との差が47都道府県で最大の37.9ポイントになりました。

株式投資における男女差はまだまだ大きいようです。

金融資産1億円以上が最も多いのは...福島県

今回のアンケートでは、現金・預貯金や株式・債券・投資信託・貯蓄型保険といった「金融資産」についても調査を行っています。これらの金融資産の総額について選択式で尋ねたところ、「1億円以上」という回答をした人は、全国で2.9%。およそ3%の人が、金融資産1億円を保有しているようです。

都道府県別で最も多かったのは福島県の6.1%で、全国平均の2倍以上という結果でした。第2位は東京都の5.6%、第3位は長崎県の5.2%、第4位は兵庫県の5.0%で、ここまでが5%を上回っています。

株式投資がさらに広く普及するために

全国1万人を対象にした今回のアンケート調査によって、株式投資に取り組む状況には男女差が依然として大きいことがわかりました。新NISAでは女性の利用拡大も期待されていますが、広く普及するまでには、まだまだ啓発などの活動が必要であることが浮き彫りになったと言えるでしょう。

(本記事は「株の学校トピックス」からの転載です)

(参考記事)話題のタイミーがついに上場! 騰落率で上回ったドローン銘柄にも注目【7月のIPOランキング】

[執筆者]
株の学校ドットコム
2005年設立の無料オンライン株式スクール。短期の売買を繰り返す「トレード」を生かして、自分自身の力で継続的に稼ぎ続けるための知恵とスキルを提供する。現役トレーダーの講師による、あくまで本質にこだわった講義が、15年以上にわたり多くの支持を集めている株式トレード教育の老舗。受講者数は68万人を超え、同種のサービスとして日本一の規模を誇る。公式サイト:株の学校ドットコム

※当記事は「かぶまど」の提供記事です





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