クルスク州「重要な補給路」がHIMARASのターゲットに...ロシアの浮橋が「跡形もなく」破壊される瞬間
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月9日 21時30分
「ロシアでは(ウクライナ軍のクルスク侵攻について)権限の所在が定まっていない」とカヴォリは続け、さらにこう述べた。「ウクライナ国内の軍事作戦についてはロシア国防省が責任を負うが、ロシア国内となると違うのではないか」
本誌はロシアとウクライナ両国の国防省に電子メールでコメントを求めている。
米シンクタンク戦争研究所(ISW)によると、ウクライナはここ1週間、ドネツク州ポクロウシクでロシア軍の攻撃を食い止め、9月6日か7日にはニューヨーク(ニューヨルク)という名の集落の一部を奪還した。
ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官は5日、CNNに対して、「敵はここ6日間というもの、ポクロウシク方向で1メートルたりとも進軍していない」と述べた。
一方、ロシアは8月にドネツク州で大きく前進し、93平方マイル(およそ240平方キロ)の領土を制圧。本誌が以前に報じた、2024年の平均的な進軍ペースを大きく上回ったかたちだ。1月から7月までの制圧面積は月平均21平方マイル(およそ54平方キロ)だった。
(翻訳:ガリレオ)
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