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地震の恩恵? 「地震が金塊を作っているかもしれない」との研究が話題に...その仕組みとは?

ニューズウィーク日本版 / 2024年9月16日 8時45分

菱刈金山も地震の賜物?

マルコポーロが「東方見聞録」で「黄金の国ジパング」と紹介した日本は、かつては金を豊富に産出していました。昭和初期には、高玉金山(福島県)、鯛生鉱山(大分県)、鴻之舞鉱山(北海道)が「日本三大金山」と呼ばれ、本年7月に世界遺産登録された「佐渡島の金山(新潟県)」でも多くの金が採掘されました。

現在は、上記の4鉱山はいずれも採算が合わなくなって閉山しています。ただし、現時点で日本唯一の商用金山である菱刈金山(鹿児島県)は、採算が取れる目安になる「鉱石1トンあたりに3~5グラムの金」を大きく超える1トンあたり20グラム程度の金含有量と、世界でもトップクラスの品質を誇っています。

投資家向けの海外金融Webサイトである「Insider Monkey」は、世界で最も地震の多い25カ国のリストを作成しています。2023年に発生した、震源地がその国から300キロメートル以内にあるマグニチュード4以上の地震総数を比較すると、日本は世界で5位(902件)だそうです。ちなみに1位はインドネシア、2位はメキシコ、3位はフィリピン、4位はチリでした。

菱刈鉱山は果たして地震大国の恩恵を受けたのでしょうか。さらに、日本では最近、伊豆諸島・青ヶ島沖の深海で、最高濃度で1トン当たり275グラムという高品質の金鉱石が見つかっています。「黄金の国ジパング」の再来に期待したいですね。

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