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昔のパンダは「竹ではなく肉を食べていた」「ヨーロッパにもいた」...驚きの連続!?【最新パンダ研究】

ニューズウィーク日本版 / 2024年9月19日 11時34分

ハンマーシュミーデ遺跡は2019年、初期の直立歩行の類人猿であるダヌビウス・グッゲンモシの化石が発見されたことで有名になった。以来、166種もの動物の化石が発見され、1150万年前の豊かな生態系が明らかになろうとしている。

「私たちはこの遺跡で、驚くほど多様な28種類の肉食動物を発見した。世界中の熱帯の生態系を見回しても、これほどの多様性はほとんど見られない」とベーメは話す。

古代のパンダの食性を正確に特定することは、彼らが肉を食べていたかどうかを特定するより難しい。「何を食べていたかについては、本当に推測の域を出ない。肉と骨が含まれていたことは確かだが、それらがどの種のものかまではわからない」

研究チームによれば、古代のパンダが食べていた可能性が高いのは、ネズミなどの小型哺乳類や魚類で、カメが含まれていた可能性もある。

ただし、ハンマーシュミーデ遺跡では古代のパンダの骨格は発見されておらず、その外見については多くの謎が残されている。

はっきりしているのは、気候変動によって初期のパンダは東への移動を余儀なくされ、そこで私たちがよく知っているパンダに進化し、竹を食べるようになったということだ。

(翻訳:ガリレオ)

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