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レバノンでまた通信機同時爆発、民家やカフェも無差別の「恐怖と戦慄」

ニューズウィーク日本版 / 2024年9月19日 15時56分

イスラエルの指導部はこの数週間、ヒズボラに対する作戦を強化する可能性があると警告。ヒズボラのロケット弾攻撃を避けて国境付近から避難している6万人のイスラエル人が自宅に帰れるようにするために、あるイスラエル当局者(匿名)はAP通信に対して、イスラエルはレバノンとの国境地帯に追加の部隊を配置し始めたと述べた。

17日にポケベルが爆発した事件については新たな詳細が明らかになりつつある。匿名を条件にAP通信の取材に応じたアメリカの当局者によれば、事件後にイスラエルがアメリカに対して、ポケベルの中に少量の爆薬が仕込んでいたことを報告したという。



一連の攻撃には高度な技術が使われていることに警戒感が強まっていると、AP通信は報じる。17日の攻撃で爆発したポケベルは台湾企業「ゴールドアポロ」のAR-924モデルと特定されているが、AP通信は同社の声明を引用し、製造はゴールドアポロからライセンス供与を受けたハンガリーの企業「BACコンサルティング」が行っていると伝えた。

ゴールドアポロの会長である許清光は18日に記者団に対して、ゴールドアポロは過去3年にわたってBACとライセンス契約を結んでいるが「製品の製造と設計はBACの責任において行われて」おり、同社は一切関与していないと述べた。

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