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「21世紀の通信使」が日韓関係を救う

ニューズウィーク日本版 / 2024年10月11日 19時30分

一方、最近の韓国では若者を中心に「おまかせ料理」を食べる贅沢なデートプランが人気で、「おまかせ」という日本語を知らない若者はほとんどいないほどだ。

朝鮮通信使の再現船260年ぶりに相島に 900本の松の木・設計から3年半/RKB毎日放送NEWS

プライベートでもビジネスでも、人間関係において最も大事なのは相手を知ることだと思う。当たり前だけど、相手を知れば知るほど理解は深まるし、相手のことについてより興味を持つようになる。日韓関係においても、国家同士の問題は希望どおりにいかないこともあるが、言葉や習慣、伝統文化、価値観、ライフスタイル、音楽、書籍などさまざまな文化に互いが興味を持つようになれば、きっと未来は明るい方向へ進むと思っている。

260年ぶりに復活した朝鮮通信使のニュースももちろんうれしかったが、私たち一人一人が21世紀の「通信使」となり、個人レベルでさまざまな交流ができることに充実した思いを感じている。

そよそよと風が吹くようソウルでも
 サルランサルラン風は吹くだろう
   ──カン・ハンナ

ソウル出身。2011年に来日し、2020年に歌集『まだまだです』で現代短歌新人賞受賞。NHKラジオ「ステップアップハングル講座」に出演し、起業家としてコスメブランドも立ち上げた。著書に『コンテンツ・ボーダーレス』。




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