ノーベル平和賞「被団協」の次に推したいのは、あのアンチ・ヒーロー
ニューズウィーク日本版 / 2024年10月15日 18時28分
汚染物質ヘドロを食べる公害怪獣ヘドラとゴジラが戦う設定で、環境破壊がもたらす黙示録を背景に、恐ろしい寓話仕立てになっている。
公開当初は評価が低かったものの、『ゴジラ対ヘドラ』はカルト的な人気を獲得した。環境保護を訴えるメッセージは、現代においても意義がある。後に続いた米国版も、ゴジラ映画に環境問題を採り入れた一大スペクタクル作品となっている。
福島第一原子力発電所事故後の2016年には、シリーズ復活作『シン・ゴジラ』が公開された。同作では、ゴジラ襲来に対する政府の反応と、福島原発事故への対応ミスとの不気味な類似点が描かれた。
『ゴジラ』シリーズの再始動が発するメッセージは、きわめて重要だ。つまり、災害発生時には政府が一定の役割を果たすものの、復興にあたっては、個人の力も等しく不可欠だということである。
(翻訳:ガリレオ)
【動画】シリーズ最新作『ゴジラ-1.0』は何を訴える?(トレイラー)
【動画】カルト的人気を博した『ゴジラ対ヘドラ』
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「ネバーギブアップ」忘却恐れ、核廃絶に命を懸けた被爆者の証言の力
毎日新聞 / 2024年10月18日 8時0分
-
日本被団協のノーベル平和賞受けメッセージを発表
PR TIMES / 2024年10月16日 11時45分
-
【被団協・ノーベル平和賞】喜びにつつまれた被爆地・広島 誓いも新たに
広島テレビ ニュース / 2024年10月14日 19時39分
-
核廃絶の未来へ…ノーベル平和賞「日本被団協」受賞決定 語り継ぐ若い世代の決意【バンキシャ!】
日テレNEWS NNN / 2024年10月14日 9時10分
-
被団協にノーベル平和賞「核なき世界へ尽力」 佐藤栄作首相以来50年ぶり2例目
産経ニュース / 2024年10月11日 18時10分
ランキング
-
1ネタニヤフ氏私邸狙いドローン=ヒズボラ発射か―イスラエル
時事通信 / 2024年10月19日 20時51分
-
2「ガザはこの世の地獄」毎日子ども40人殺害 国連
AFPBB News / 2024年10月19日 17時2分
-
3初のG7国防相会合、ガザでの即時停戦要求…国連レバノン暫定軍への支援も盛り込み共同声明採択
読売新聞 / 2024年10月20日 0時29分
-
4北朝鮮派兵なら「戦闘拡大」=ウクライナで会見―仏外相
時事通信 / 2024年10月19日 22時1分
-
5ロシアに派遣された「北朝鮮兵」の動画、ウクライナ当局が公開「露は捨て駒として使うつもりだ」
読売新聞 / 2024年10月19日 20時48分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください