1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

急増する中国核弾頭「2030年までに1000発以上に」その最悪のシナリオ

ニューズウィーク日本版 / 2024年10月30日 18時52分

核増強を進める中国はICBM開発も推進 ANDRIANO_CZ/ISTOCK

マイカ・マッカートニー
<中国の核弾頭保有数は従来の推計を上回る──。米国防総省情報局(DIA)が10月23日、核保有国の現状をまとめた新たな報告書を公表した>

近年の中国は核備蓄や通常戦力を大幅に増加。2018年以降、運用可能な核弾頭は2倍以上に増え、今や500発を超えるとみられる。その数は30年までに1000発以上に増加する見込みだ。

核運搬能力を高めるため、中国はミサイルサイロ数百基の建設に着手。核兵器などを運用するロケット軍は、これまで以上に高能力なICBM(大陸間弾道ミサイル)を開発している。米軍基地のあるグアムにも到達可能な「東風26」など、道路移動式ミサイルの製造も継続中だという。

中国は核先制不使用方針を掲げるが、DIAが示唆するように、通常兵器攻撃で核戦力が脅かされるか「核攻撃の戦略的効果と同等」の影響を被れば、核攻撃を検討する可能性がある。台湾をめぐる戦争に負け、現体制が存亡の危機にさらされた場合も同様だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください