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「音楽よりも足の写真で稼いでます」...リリー・アレンのOnlyFansでの「副業」が話題に

ニューズウィーク日本版 / 2024年10月31日 7時40分

通常、サブスクリプションサービスは月額10~50ドルの範囲で設定されており、そこからアクセス数によって支払額が分配される。しかし、支払金額に達するまでの最低限のアクセス数が設けられていることもあり、よほどの人気コンテンツでない限りは分配額が微々たる額であることも珍しくない。

OnlyFansは収益の20%をプラットフォームが受け取り、残りの80%はクリエイターに支払われる。したがって、購読者が多ければ多いほど、そのまま収入につながっていく。そのためクリエイター側も購読者を増やすためにどんどん過激なコンテンツを作り、性的表現がエスカレートしていく側面もある。

しかし、アダルトコンテンツのプラットフォームとして知られるOnlyFansだが、内容に関する義務や要件がないため、どんなコンテンツを提供してもいいことになっている。したがって実はミュージシャンだけでなく、フィットネスや料理のインフルエンサーもこのプラットフォームを利用し、確実な収益を得ているのだ。

 

なお、今回の騒動は、「かつてはヨーロッパ最大のポップスターだった」と、あたかもリリー・アレンが落ちぶれたかのようなコメントをファンが書いたことに始まった。

しかし、彼女はもともとMySpaceでスターダムに駆け上がったミュージシャンだ。自分の表現に賛同してくれるファンを自分のやりたい方法で集めることに原点回帰したに過ぎない。

PRと割り切って自分の作品を無料で配る必要がないほどの実績もすでに兼ね備えたいま、クリエイターを搾取するサービスプラットフォームの在り方に彼女が一石を投じた意味は大きい。

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