洗面台の穴から覗く「2つの目」に妻ショック...「ヘビかと思った生き物」と「意外すぎる展開」にネット釘付け
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月5日 19時25分
シンク・フロッグは、フロリダ州の侵入種であるキューバズツキガエルだと判明。その結果、リッチマン夫妻は法的に選択を迫られた。シンク・フロッグを安楽死させるか、ペットとして飼うかの選択だ。
ブライアンは「カエルは私たちのシンクから『誕生』したので、私たちはペットショップ『ペットスマート』で一番大きいテラリウムを購入し、自分たちの庭のように飾り付け、このデラックスなテラリウムに彼を移した」と冗談交じりに説明する。「彼のアクロバティックな動きを観察したり、与えた餌を狩る様子を見たり、それを録画して共有したりしている」
ブライアンにとってシンク・フロッグの出現は単なる偶然以上のもので、まるで「神の思し召し」だったという。
ブライアンとキャシーは大学時代に交際していたが、宗教の違いが原因で別れた。その後の10年間で2人とも人生の変化と離婚を経験した。ブライアンがオンラインでキャシーを見つけ、遠距離恋愛を経て2人は結婚した。
「キャシーは今でも私のことを『テネイシャスB(粘り強いブライアン)』と呼ぶ。2人の関係を諦めなかったからだ」と、ブライアンは語る。
カエルは新しい始まり、移行、そして知恵の象徴だ。こうした象徴的な意味が、まさに転換期にあったリッチマン夫妻の心に響いたのだ。
2人は理学療法士としてパンデミックを体験し、燃え尽き症候群を経験した。2人とも最近退職し、新たなスタートを切る必要性を感じていた。
ブライアンは「私たちが救いを必要としていたとき、シンク・フロッグが私たちの生活に入り込んできた」と語る。以来、リッチマン夫妻は小さなカエルの冒険を描いた絵本など、新しい創造的なプロジェクトにエネルギーを注いでいる。
彼らの物語は世界中の視聴者の共感を呼び、シンク・フロッグの活躍に元気づけられたという声も寄せられている。ブライアンは「私たちはソーシャルメディアを活用し、シンク・フロッグとその知恵を必要としている人、人生の転機にある人、ただ笑顔が必要な人をつなげたい」と述べている。
(翻訳:ガリレオ)
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