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「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが今週公開した「不気味で美しい」画像8選

ニューズウィーク日本版 / 2024年11月6日 15時58分

Triff-shutterstock

ジェス・トムソン
<ハロウィンに合わせて今週NASAが公開した8つの画像には、不気味ながらも神秘的な宇宙・地球の姿が──>

2024年も残り2カ月となるなか、アメリカ航空宇宙局(NASA)が壮大な宇宙や地球の画像を8つ公開した。

今にも衝突しそうな銀河や別世界の日食など、8つの画像は広大な宇宙の深淵と、私たちの惑星が受ける影響を浮き彫りにしている。

1. 「目」のような2つの銀河のダンス

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡の映像は、はるか彼方の2つの銀河「IC 2163」と「NGC 2207」が「ダンス」するかのような姿を捉えている。

Keep an eye out this Halloween @NASAWebb and @NASAHubble just unveiled this pair of colliding galaxies that are absolutely, definitely not staring into your soul. Stick around today as we share ghoulish glee from across NASA! https://t.co/BKyUGMMfny pic.twitter.com/upmfnNvOEH— NASA (@NASA) October 31, 2024

漆黒の宇宙空間に浮かぶ赤い目のように見える2つの銀河は、地球から数百万光年の距離にある。左側のIC 2163銀河は右側のNGC 2207銀河の後ろを移動しており、NGC 2207に徐々に食い込んでいる。

この2つの銀河の腕は数百万年かけて絡み合い、合体し、互いに渦を巻いていくと考えられている。いずれは核が合体して1つの巨大銀河になるかもしれない。

2. 火星から見た日食は「ギョロリ」と動く目玉みたい

NASAの探査車パーシビアランスは9月30日、火星の衛星フォボスが太陽の前を通過する映像を撮影した。

フォボスは火星の2つの衛星のうちの1つで、直径はわずか27km程度。もう1つの衛星のダイモスは、さらに小さく15kmほどしかない。これと比較して地球の月は直径約3470kmの大きさをもつ。

フォボスが太陽の前を横切る様子を火星の地表の探査車から見ると、ギョロリと動く目玉のように見えた。

3. 不気味な「魔女の帽子星雲」

NASAは広視野赤外線探査機(WISE)で2013年に撮影した、「魔女の帽子星雲」という不気味な名前の星雲の写真もこのほど公開した。魔女の横顔に似たこの星雲は、地球から約1300光年の距離にある星を育む空間だ。

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