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想像を超える大洪水、濁流に飲み込まれた車から脱出するには? スペイン洪水に学ぶ生き残りの具体策

ニューズウィーク日本版 / 2024年11月7日 17時56分



■濡れた服は放置しない

水に長時間浸かったせいで体温が急速に低下する「低体温症」による死者が、スペインでも複数報告されている。濡れた服を着替えられない場合は、服の上からでも防災用アルミブランケットをかぶるか、胸部や腹部にアルミホイルを巻く(反射した熱で体を温める)、新聞紙を服の内側に挟む(空気の層による断熱効果で体温の低下を防ぐ)といった応急措置をしよう。その上に防水シートを重ねてかぶると、体温保持効果を高められる。



■泥水で死ぬことも

フランス2によれば、スペインの被災地では傷口が化膿した人が大勢、医療機関を訪れている。原因は糞尿や動物の死骸も混ざった不衛生な泥水。汚泥の腐敗が進むなか、破傷風などの感染症リスクや、乾燥した泥の土ぼこりを吸い込むことによる肺炎リスクにも警戒が強まっている。

泥水や瓦礫の片付けをするときには、ゴム手袋と長靴、マスクが必須。外傷があるときは、作業前に防水フィルムを貼ったり、ワセリンや防水クリームを塗ることで感染リスクを軽減できる。



■早く家族の元へ帰るために

多数の犠牲者が出る大災害では、遺体の身元の割り出しに時間がかかる。万が一の場合にせめて早く家族の元へ帰れるよう、体と衣服に油性マジックで直接、名前を書いておこう。



【動画】「津波のような洪水」に飲み込まれる自動車

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