トランプ再選を祝うロシアの国営テレビがなぜ?笑いを噛み殺しながらメラニア夫人のヌード写真を特集
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月11日 19時31分
マヤ・メーララ
<アメリカではトランプの大統領一期目に浮上して国民を苦笑させた写真だが、メラニアはヌード作品を歴史的な芸術作品と並べて誇りにしている>
Xの投稿によれば、ロシアの国営テレビ局はドナルド・トランプの米大統領選当選を祝って、メラニア夫人のヌード写真を生放送で放映した。
【画像】【動画】プレイメイト風、アンドロイド風、馬に跨った芸術作品風......メラニアのヌード写真大サービスでロシアは中傷のつもり?
ロシアのテレビ番組「60分」で司会を務めるエフゲニー・ポポフとオルガ・スカベーエワ夫妻は、ドナルド・トランプの再選を祝福するなかで、なぜかメラニア・トランプ夫人のモデル時代の数々の写真をスクリーンに映し出した。2000年に男性向け月刊誌GQが掲載したヌード写真も含まれていた。
監視団体ロシア・メディア・モニターの創設者ジュリア・デイビスは、キャプションとともにこの放送の動画を投稿した。「ロシアで最も視聴率の高い国営テレビ局は、メラニア・トランプのホワイトハウス復帰をこのように歓迎した。オルガ・スカベーエワは笑いをこらえている。これはおそらく彼女のアイデアだろう」
この番組の放送中、笑みを漏らすスカベーエワの横で、ポポフは言った。「メラニア・トランプの夫ドナルドがついに勝利した今、彼女は2度目にホワイトハウスに戻る準備をしている。そのメラニアは、2000年はこんな感じだった。GQの表紙の写真だ」
「未来のファーストレディはヌードで毛皮の上に横たわる。特集グラビアには、プライベートジェットの近くや機内でのメラニアのセクシー写真も掲載されている。その中の1枚では、下着だけを身につけ、U.Sの刻印が入った青いカーペットの上に横たわるものもある。GQの編集者は、モデルの将来についてあらかじめ何かを知っていたかのようだ」と、司会者は説明する。
このコーナーは、音楽とメラニアの一連の写真で締めくくられ「『私の体、私の選択』の本当の意味は?」というナレーションとともに終わる。最後のセリフ、10月に発売された自伝『メラニア』の発売に先駆けてXに投稿したプロモーションビデオを思い起こさせる。
メラニア・トランプは16歳のときにスロベニア人写真家に見いだされ、10代でモデル活動を始め、数年後にイタリアのエージェンシーと契約した。
1990年代から2000年代初頭にかけてパリ、ミラノ、ニューヨークでモデルとして活躍し、2005年にトランプと出会って結婚した。
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