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日本の学校はスマホに曖昧......海外に学ぶ賢い使い方とは

ニューズウィーク日本版 / 2024年11月15日 19時0分

「Some technology can support some learning in some contexts(特定の技術が、特定の状況において、特定の学習支援をしてくれる)」「......but not when it is over-used or inappropriately used(......ただし過度に、または不適切に使用された場合には、そうした効果は期待できない)」

文部科学省のガイドラインはというと、小・中学校でスマホは「原則持ち込み禁止」という姿勢を示したものの、「個別の状況に応じてやむを得ない場合は例外的に認める」とも言及している。これは少し曖昧なのでは?

子供と連絡が取れるように、結局は「多くの親」が「例外的に」スマホの持ち込みを認めてもらいたいと思うのではないだろうか?

日本は今さら、イートン校のように生徒をガラケー時代に戻らせるわけにはいかない。でも、教育におけるデバイスの適切な使い方について、もう少し明確な指導方針を打ち出すといいだろう。「特定の技術が、特定の状況において、特定の学習支援をしてくれる」のだから。

トニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。

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