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「ワークライフバランス不要論」で炎上...若手起業家、9時〜23時勤務を当然と語り批判殺到

ニューズウィーク日本版 / 2024年11月19日 18時30分

グプタの投稿は、もともとは自身のフォロワーたちに意見を求める意図で書かれたものだったが、表示数は150万回以上に達し、たちまち称賛と批判の両方が寄せられた。このXへの投稿は、オンライン掲示板のレディットに引用されたが、こちらでも投稿に対する反応は賛否が入り交じっていた。

recently i started telling candidates right in the first interview that greptile offers no work-life-balance, typical workdays start at 9am and end at 11pm, often later, and we work saturdays, sometimes also sundays. i emphasize the environment is high stress, and there is no...— Daksh Gupta (@dakshgup) November 9, 2024

この投稿を見たある人物は、「少なくとも、彼は採用候補者に対して、手遅れになる前に退散するように促している」と書き込んだ。一方で、これほど厳しい職場環境の倫理性や持続性に疑問を投げかける投稿者もいた。別の人は、「メンバーが仕事以外の生活を持ち、現実の世界に触れる機会がある方が、チームはより仕事ができるようになる」とのコメントを投稿した。

ネット上は批判の声もあるが、グプタはまったくひるんでいない。「私はそもそも、他人に何を言われても気にしないタイプだ。私は尊敬する人たちから、『君は愚かで、成功できないだろう、君の立ち上げたスタートアップは馬鹿げている』と言われたことがある。見ず知らずの人から同じことを言われても、それと比較すれば全くこたえない」とグプタは述べた。

グプタはさらに、自身の投稿は「すべての人がこうするべき」と指図するようなアドバイスを意図したものではなかったと付け加えた。「大半の人は、こんな生活を送るべきではないと思う」と、グプタは述べ、さらにこう続けた。「私は、自分たちの職場環境を『ペースが速い』『ダイナミック』などと表現して実態を隠すことはしない。そうした表現に引き寄せられた、ある程度のワークライフバランスを求める人が、1週間の労働時間が100時間に達すると聞いてびっくり仰天する事態は避けたいからだ。あえて『ワークライフバランスは存在しない』『ストレスが高い』と表現することで、そうした職場を求め、まさにこうした環境を楽しめる人を選べるようにしている」

一部のネット民からは、グプタの明快なアプローチを称賛する声もあった。「透明性があるのはいいことだ。働き始めた途端に辞職に追い込まれるくらいなら、この会社に入らない方がずっといい」と、あるレディットのユーザーはコメントした。

(翻訳:ガリレオ)

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