トランプが来年のノーベル平和賞候補に?...推薦した「ウクライナ議員の想い」とは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月2日 14時49分
マヤ・メーララ
<「24時間以内」のウクライナ戦争終結が実現した場合、トランプがノーベル平和賞を手にするのか?>
トランプ次期米大統領は世界平和に多大な貢献をし、今後もさらなる貢献が期待できる──ウクライナの国会議員でゼレンスキー大統領率いる与党「国民の公僕」に所属するオレクサンドル・メレシュコは、ノルウェーのノーベル賞委員会への書簡でそう訴え、トランプを来年のノーベル平和賞候補に推薦した。
【動画】支援者から「ノーベル賞コール」を受けるドナルド・トランプ
だが、トランプの存在が平和につながるかどうかは未知数だ。トランプはウクライナとロシアの戦闘を大統領就任から「24時間以内」に終結させると宣言。合意時点の前線に沿ったラインで戦闘を「凍結」させ、「非武装地帯」を設置する案を検討している。
ゼレンスキーは当選直後のトランプに電話で祝意を伝えたものの、トランプの和平案はウクライナの敗北を意味するとして拒否。その後、ロシアとの対立は激しさを増しており、両軍とも長距離ミサイルの攻撃を加速させている。
来年の12月10日、ノーベル賞授賞式にトランプの姿はあるだろうか。
2018年4月、演説中に支援者たちからの「ノーベル賞コール」を受けるトランプ
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