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女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが物議...事後の悲しい姿に、「一種の自傷行為」の声

ニューズウィーク日本版 / 2024年12月15日 19時15分

「一番つらかったのは、彼らと話したときだったと思う。彼らは、『2~3分しか時間がないじゃないか。メッセージでは5分と言っていたのに』という感じだった」

ドキュメンタリーを撮影したピーターズは、その後の質問で、起きたことについて「処理」できたかとフィリップスに尋ねた。するとフィリップスは涙を拭いながら、「まだできていない。神様、私はこの日を決して忘れない」と答えた。フィリップスは泣き出し、そばに座っていた友人が抱き締めて慰めた。

「全く考えが足りていない」「一種の自傷行為だ」

当日、フィリップスのアシスタントは、脱落者を考慮して200人の男性を確保していた。午前9時から午後7時まで、1時間に15人ずつのスケジュールを組んでいた。当初は1人当たり5分の予定だったが、スケジュールが遅れ始めたため、2分に短縮された。なおフィリップスは新たな目標として、24時間に1000人の男性と寝て、世界記録を破ろうとしている。

Xには、もっと繊細なコメントも投稿されており、ある人物は次のように書いている。「OFのスター、リリー・フィリップスが1日に100人の男性と寝る、というジョシュ・ピーターズのドキュメンタリーを見たが、私の心は完全に打ち砕かれた......彼女は全く考えが足りなかった。彼女は、HIVがどのように感染するのかさえ意識していなかった。これは一種の自傷行為だ」

ピーターズのチームが制作したドキュメンタリーでは、物議を醸しているフィリップスの人生とキャリアに迫っている。

フィリップスは、この挑戦に対する興奮を前向きに語っていたが、事後は非常に感情的になっていたことを、ドキュメンタリーは明らかにしている。

このドキュメンタリーはネット上の人々に衝撃を与えている。フィリップスは、注目やフォロワーを集めるために過激なことをするトレンドの一端を担っているからだ。また、トップクラスのスポーツ選手を上回るほどの収入が得られることもあるオンリーファンズに対する懸念も高まっている。

これまでに250万ドル以上を稼いできたフィリップス

英国に住むフィリップスは18歳のとき、会員制プラットフォームのオンリーファンズにクリエイターとして参入し、アダルトエンターテインメント業界でのキャリアをスタートさせた。そして間もなく、英シェフィールド大学を中退することを決意した。

フィリップスは、これまでにオンリーファンズを通じて250万ドル以上を稼いだと述べている。しかし最近、オンリーファンズは飽和状態にあり、クリエイターたちは他者よりも目立つために極端な行動に出るようになった。

フィリップスの今回の行動は、デジタル時代の精神衛生と社会的圧力に関する議論を再燃させている。このドキュメンタリーの一部がオンラインで共有されるにつれて、過激なオンラインコンテンツが持つ影響力や、利益のために限界に挑もうとする若者たちへの影響についての懸念が高まっている。
(翻訳:ガリレオ)

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