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1年間で最も支持されたビジネス書は? 2024年ランキング...「お金の基本から学べる本」が複数ランクイン

ニューズウィーク日本版 / 2024年12月26日 16時10分

Shyamalamuralinath/Shutterstock

flier編集部
<書籍の要約サービス「flier」が、ユーザー閲覧数から導き出した2024年の人気ビジネス書ランキングTOP10を発表した>

年間1位は、『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』でした! 老後2000万円問題が4000万円問題になっていると言われはじめた昨今、健康長寿社会を生き抜くためには資産運用の知識が欠かせません。2024年からさらに使いやすくなった国の投資制度、新NISAへの関心は高まる一方です。リアルに「億り人」をも目指せてしまう本書は、新NISA初心者にうってつけの一冊として大注目されました。8位『きみのお金は誰のため』、10位『本当の自由を手に入れる お金の大学』もテッパンの「お金本」として、「お金の基本から学びたい」という願いにかなった良書です。
(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)

今回もうひとつ注目したいのは、2位の『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』です。刊行もフライヤーでの要約リリースも2022年のことでしたが、2023年のランキングよりもさらに注目度を上げています。徐々に出社比率を上げている企業が増えてきましたが、社内でのコミュニケーションをいかに円滑にするか、短い時間でいかに効果的に伝えるかというテーマは、こうした切り替えのタイミングでこそ関心が高まるのかもしれません。特にオンラインとオフラインを両立させた会議では、本書の問いかける説明能力が大きく求められるでしょう。法人ニーズの高い一冊でもありました。5位『頭のいい人が話す前に考えていること』も同様の関心から注目されているロングセラーでしょう。

また2024年の新刊では、4位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と9位『ユニクロ』を書店で見ない日はありませんでしたが、フライヤーでもリリース後からランキングに入りつづけていました。リアル書店で話題になっている本の強さを感じます。そのほか、3位『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』、6位『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』や、衣替えして再注目された7位『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』も根強い人気作です。1年で1万冊刊行されるビジネス書のなかで、年間通して顔を見せつづけている本は、やはりフライヤーでも愛されていることが伺えます。

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