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台湾の民主主義はなぜ強靭なのか?...米国式から独自に発展した選挙とメディア、在米移民とも「地続き」の政治参加の足跡

ニューズウィーク日本版 / 2024年12月26日 10時55分

こうした選挙とメディアの「米国化」に抗う「アジアの固有性」の探究に比較の視座から没頭しました。本書は10年におよぶ台湾での現地調査に基づく比較政治と地域研究に架橋をする新しい米国研究であり台湾研究です。

軸となる米国政治の専門性の確立なしに他地域を観察することは困難である一方、比較対象地域について政治、言語・文化の調査上の土台構築にも長期間注力する必要から、統合的分析の公開は慎重と抑制に努めてきました。

米国、台湾、メディア、選挙デモクラシーに融合的に貢献する異例の研究をこうして認めていただけたことに深く感謝申し上げます。

渡辺将人(Masahito Watanabe)
1975年生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。早稲田大学大学院政治学研究科より博士(政治学)。コロンビア大学、ジョージ・ワシントン大学、台湾国立政治大学、ハーバード大学にて客員研究員、北海道大学大学院准教授などを経て、現在、慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授。北海道大学大学院公共政策学研究センター研究員を兼任。著書に『アメリカ映画の文化副読本』(日経BP/日本経済新聞出版)など。

武田 徹氏(ジャーナリスト・評論家)による選評はこちら

 『台湾のデモクラシー──メディア、選挙、アメリカ』
  渡辺将人[著]
  中央公論新社[刊]

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