ネットで信仰復活、「NASAが南極でパラレルユニバースを発見」説はどこからきたか
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月24日 18時6分
「南極上空を飛ぶ観測装置ANITAが、奇妙な信号を検知した。その信号は、現存の物理学モデルで解釈するのは、不可能ではないとしても、難しい信号だった」
「科学者たちはこれらの検知データを、より説得力ある形で説明するために、現在の物理法則を修正するやり方を提案している。こうした思考プロセスの『一部』には、標準モデルを超えた、奇妙な理論を必要とするものもある。ニュースで出回っているのも、そうした理論の一例だ。しかしながら、風変わりな部分が『まったくない』説明も存在する」
「パラレルユニバース発見」の主張がなぜ今になって再浮上したのか、理由は定かではない。よくあるインターネット上の狂騒という以外に、さしたる理由はないようにも見える。
パラレルユニバースは、並行宇宙や多元宇宙(マルチバース)などと呼ばれることも多い。これは、私たちが住む宇宙に加えて、複数の宇宙が存在することを示唆する理論的仮説だ。
これらの宇宙は、根本的なところで我々の宇宙と異なっている可能性がある。
別の宇宙があるという考えは、私たちの想像力をとりこにし、科学研究から人気のSF作品まで、ありとあらゆるものの発想の源泉となっている。とはいえ、エビデンスによる裏付けが得られない限りは、理論的概念の域を脱するものではない。
(翻訳:ガリレオ)
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