韓国「戒厳令・弾劾騒動」に至るまでの歴史を振り返る映画4選
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月30日 12時5分
今回の韓国の戒厳令で学ぶことは為政者が暴走・錯乱したときに、政治はもちろんメディアも市民も声を上げられるかどうかという点だ。韓国のメディアや市民は反応していた。映画で見てきたとおり、民主主義を勝ち取った歴史があるからだろう。
『1987、ある闘いの真実』予告編
最後に紹介したいのは、『KCIA 南山の部長たち』(ウ・ミンホ監督、2019年)。時系列ではこれまでの作品で最も古い。1979年、大統領(モデルは朴正熙〔パク・チョンヒ〕)が情報機関KCIAの部長に射殺される。作中、大統領と部長が酒を飲むと、日本語になる。日本の植民地支配で育った世代という事実にハッとする。
『KCIA 南山の部長たち』予告編
年末年始にこれらの韓国映画を配信で見るのはいかがだろう。何よりエンタメとしても全て面白い。これ、大事だと思います。
※イラストは編集部の新しい試みとして画像生成AI「Stable Diffusion」で作成されています。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
韓国「本当の」戒厳令を経験した日本人の回想 1970~80年代、軍人によって抑圧された社会のリアル
東洋経済オンライン / 2024年12月22日 12時0分
-
韓国「非常戒厳」直後の国会で何が起きていたのか―「ルポ」内部に入った記者が見て、感じたこと 尹大統領が信じたものは?議事堂を巡る攻防戦の経過
47NEWS / 2024年12月16日 10時0分
-
韓国という国がなぜか羨ましい…大統領の暴挙にすぐ立ち上がった市民の意識(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月14日 13時32分
-
尹錫悦は「何を間違えた」のか?...お粗末すぎた大統領の自作自演クーデター計画を解説
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月10日 13時51分
-
「人が死んでいくのに誰も知らない」…戒厳軍突破、光州へ向かった彼ら [韓国記者コラム]
KOREA WAVE / 2024年12月8日 15時17分
ランキング
-
1韓国大統領捜査が迷走 拘束令状を裁判所に再請求も捜査当局の未熟さ露呈で高まる批判
産経ニュース / 2025年1月6日 20時11分
-
2ロシア、北朝鮮と先進衛星技術「共有へ」 ブリンケン米国務長官
AFPBB News / 2025年1月6日 16時19分
-
3「バイデン大統領は日本を中国と混同」日鉄のUSスチール買収阻止巡り共和党下院議員
産経ニュース / 2025年1月6日 11時20分
-
4カナダ首相、辞任を表明=支持率低迷で退陣圧力
時事通信 / 2025年1月7日 1時18分
-
5中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月6日 16時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください