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「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻止を喜ぶ環境専門家たちの声

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月6日 6時30分

実は、クリーブランド・クリフスは2023年8月にUSスチールへの買収提案を行ったことがあった。

このときはUSスチールが提案を拒否したが、今回、日本製鉄による買収計画が中止になれば、同社が再び買い手として名乗りを上げないとも限らない(本稿執筆時点で本誌の取材要請に対して同社広報担当者からの返答はない)。

日本製鉄も今世紀半ばまでに、製鉄のプロセスでカーボン・ニュートラルを目指す計画を打ち出している。しかし、スティールウォッチをはじめとする環境保護団体は、それでは遅すぎるし、規模も不十分だと批判してきた。

もっとも、USスチールの買収が頓挫すれば、世界4位の鉄鋼メーカーである日本製鉄が自社のアプローチを見直すきっかけになるかもしれないと、スティールウォッチのスミスは指摘する。

スミスは言う。「未来を受け入れるつもりがあれば、グローバル企業が環境に優しい鉄鋼づくりを実践できる可能性は大きく開けている」

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