佐々木朗希争奪戦に新展開!浮上した「ミステリーチーム」の正体とは?
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月8日 15時50分
ジョン・ポール・ホーンストラ
<佐々木朗希争奪戦がさらに熱を帯びている。MLBの複数球団が彼との契約交渉に名乗りを上げる中、新たに「ミステリーチーム」の存在が浮上し、移籍市場に波乱の予感を呼んでいる>
今オフシーズン、MLBチームにとって最も注目されるフリーエージェントは、才能に恵まれながらも手頃な契約金額で獲得可能な投手・佐々木朗希だ。
2022年、20歳の佐々木は千葉ロッテマリーンズで19奪三振の完全試合を達成した。その次の試合でも8回を完全に抑え、注目を集めた。2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは、彼の速球は100マイルを記録した。
昨シーズン、佐々木は千葉ロッテで18試合に先発し、10勝5敗、防御率2.35を記録。111イニングで129奪三振をマークした。そしてウィンターミーティング中に千葉ロッテから正式にポスティングされた。
現在、佐々木は30球団全てに獲得のチャンスがあり、契約金額はメジャーリーグの最低年俸に加えて、800万ドルを超えない契約金で獲得可能と見られている。
複数の報道によると、ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、メッツ、ヤンキース、カブス、レンジャーズの7チームが、南カリフォルニアで佐々木とその代理人と面談を行ったという。
「ミステリーチーム」の正体とは?
一方で、デトロイト・タイガースとフィラデルフィア・フィリーズは、代理人であるジョエル・ウルフにプレゼンテーションを提出したものの、対面での面談は許可されなかったと報じられている。12月30日現在、ボストン・レッドソックスも同様の状況にある。
MLBネットワークのジョン・モロシによれば、確認済みの7球団以外にも少なくとも1チームが佐々木の代理人と話をしたという。
12月には、Future Soxのジェームズ・フォックスが、ホワイトソックスが佐々木とその代理人と「会談予定または既に会談済み」であると報じた。ホワイトソックスがモロシが言及する「ミステリーチーム」である可能性もあるが、そもそも面談が許可されなかった可能性もある。
また、MLBネットワーク・ラジオ(SiriusXM)のジム・ボーデンは水曜日、Twitter/Xでホワイトソックスが佐々木争奪戦から脱落したと報じた。
佐々木が契約を締結するのは、2025年の国際アマチュア契約期間が始まる1月15日以降になる見通しだ。現在、メジャーリーグチームとの45日間の交渉期間の最中にある。
ドジャースとパドレスが佐々木を獲得する最有力候補と広く見られている。11月にはESPNのバスター・オルニーがMLBの幹部たちを調査し、全員が佐々木がドジャースと契約すると予想していることを報じた。
佐々木争奪戦における唯一の確かな情報は、1月23日までに契約が決まるということだ。その日は45日間のポスティング期間が終了する日であり、MLBオフシーズンの中でも最も注目を集めるフリーエージェントのドラマが幕を下ろす日となる。
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