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仕事のパフォーマンスは「卵胞期」と「排卵期」に上がる...「サイクル・シンキング」とは何か?

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月26日 9時30分

また、黄体期と月経期には休息を取ることが重要であり、ストレスやPMS(生理前症候群)を避けるためにも、この期間に無理をしないことが大切であるとセラフィーナ氏は述べる。一方、新たな健康習慣を始める最適なタイミングは、気分が高揚し、食欲が安定し、エネルギーレベルが高い卵胞期であるという。

 

女性の健康ブランド「GLOW Natural Wellness」社CEOのミシェル・サンズ博士は、「サイクル・シンキングとは自分の自然なリズムを受け入れ、ホルモンの変化を戦うものではなく、強さとしてとらえることです」と言う。サイクル・シンキングが「自分の身体と協力する方法」として理にかなっているといい、女性の武器になるという。

また、「サイクル・シンキングは、体のリズムと調和する素晴らしい方法であり、すべての女性にとって役立つものです」と述べるのは不妊治療専門家のエリザベス・キング氏だ。そして栄養士のイブ・パーサク氏は次のように述べる。

「資格を有する信頼できる医療専門家の指導を受けることで、自分の各周期をよりよく理解することができます。その結果、睡眠、食事、運動のパターンを調整し、自分の体のニーズにリアルタイムで対応できるのです」

運動目標を最大化するには、月経周期の初期には穏やかな動きを選び、排卵期までは運動強度を上げ、黄体期には強度を下げるのがベストであると臨床ハーバリスト(薬草専門家)のアンジェリカ・メリット氏は本誌に語る。

サイクル・シンキングは 「セルフケアと成功の究極のカギ」であると語るのは、月経に関する保健指導士のミシェル・アグデロ氏だ。卵胞期と排卵期が最も生産性が高く社交的になる。仕事のパフォーマンスを向上させるためにも、社交的な行事をこの時期に計画的に入れるといいという。そして次のように述べる。

「サイクル・シンキングによって、自分の体を理解し、それに合わせて生活を調整することを学ぶことは、誰にとってもメリットがあります。その結果、感情面、ホルモン面、精神面、そして身体的な健康を享受することができるのです」

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