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またか...アメリカの戦闘機「F-35」が制御不能に「パイロットの脱出」と墜落・爆発する機体を捉えた衝撃映像が浮上

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月31日 17時4分

(写真はイメージです)Mike Mareen-shutterstock

エリー・クック
<アラスカでの訓練中にアメリカのF35戦闘機が制御不能に。墜落する機体から脱出するパイロットの姿、爆発の瞬間までをカメラが捉えていた>

アメリカのF35戦闘機が1月28日、アラスカで訓練中に墜落した事故で、墜落の瞬間を捉えたと思われる映像が新たに浮上した。

【動画】またか...アメリカの戦闘機「F-35」が制御不能に「パイロットの脱出」と墜落・爆発する機体を捉えた衝撃映像が浮上

アラスカのアイルソン空軍基地(Eielson Air Force Base)の発表によると、1月28日にF-35が墜落したのは現地時間の午後0時49分(アメリカ東部時間同4時49分)だった。

アイルソン空軍基地に所属する第354戦闘航空団のポール・タウンゼント司令官は記者会見で、パイロットは訓練中だったと説明している。

本誌独自にこの映像を確認することはできておらず、第354戦闘航空団に電子メールでコメントを求めている。

F-35は世界最新鋭級のステルス戦闘機で、アメリカ空軍と海兵隊、海軍のほか、世界19カ国の軍などで運用されている。

F-35Bは2024年5月下旬にも、テキサス州フォートワースにある防衛大手ロッキード・マーティン(Lockheed Martin)の施設から発進した後に墜落していた。空軍の確認によれば、同機はカリフォルニア州の基地に向かう途中、ニューメキシコ州アルバカーキの国際空港付近に墜落したという。

【動画】戦闘機「F-35B」が空港付近の墜落、大炎上する様子をカメラが捉えていた(2024年5月)

パイロットは近郊のフェアバンクスにある軍の病院に搬送されて診察を受けているが、軍の別の発表によれば「無事」だという。空軍は「徹底調査」を行うとタウンゼントは表明した。

タウンゼントによると、パイロットは「飛行中の故障(in-flight malfunction)」に見舞われ、飛行中の緊急事態を宣言して同機から脱出した。墜落原因を推測するのは時期尚早だとしている。

ネットに出回った短い映像は、F-35と思われる機体が空中できりもみ回転しながら地面に墜落し、火の手が上がる瞬間を捉えていた。近くに見えるのはパラシュートで降下する同機のパイロットと思われる。

タウンゼントによると、F-35は着陸の段階で墜落し「重大な損傷」を負ったという。

アイルソン空軍基地には数十機のF-35が配備されており、1機あたりの価格はおよそ8000万ドル。

タウンゼントは28日の発表で、「人員は最も重要な資源であり、我々は安全と安心の確保に尽力している」と述べ、「合衆国空軍はこうした事態の再発防止に向け、徹底調査を行う」と表明した。

(翻訳:鈴木聖子)

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