1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

中国AI企業ディープシーク、米オープンAIのデータ『蒸留』疑惑が浮上

ニューズウィーク日本版 / 2025年2月3日 19時54分

米オープンAIのデータを盗用? PHOTO ILLUSTRATION BY JAAP ARRIENSーNURPHOTOーREUTERS

マイケル・キャロル、アミール・ダフタリ
<低コストで高性能なAIアプリで注目される中国の新興企業ディープシーク(DeepSeek)が、自社のAIモデルの学習にChatGPTを運営する米オープンAI(OpenAI)のデータを不正利用か>

問題視されているのは、大型で高度なAIモデルの出力データを利用して、競合する小規模なAIモデルを訓練する「蒸留」という手法だ。

マイクロソフトの研究者が昨年秋、ディープシークに関係するとみられる人物がオープンAIのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を介して大量のデータを流出させたのを発見し、同社に通達。

オープンAIは、ディープシークがこのデータを使って自社の技術を低コストで模倣したと批判している。

この疑惑はAI技術の知的財産盗用や、先端技術の外国企業への流出リスクを浮き彫りにしている。既に米国家安全保障会議(NSC)が安全保障面への影響を精査しており、米政府が介入する事態も考えられる。



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください