「アメリカの一部になりたいか？」...グリーンランド住民は本当はどう思っているのか

KEN WIEDEMANN/ISTOCK

ニューズウィーク日本版編集部
＜グリーンランドに対するトランプの関心を「脅威」と見なす人はどれほど？　国籍はどちら？＞

戦略的拠点としての魅力や豊富な天然資源に引かれて、トランプ米大統領が領有に意欲を示すデンマークの自治領グリーンランド。

トランプはグリーンランド住民はアメリカ領になることを望んでいると豪語してきたが、実態は違うようだ。

地元紙が住民497人を対象に1月下旬に行った世論調査によれば、「アメリカの一部になりたいか」という問いに賛成したのはわずか6％。一方、反対は85％に達した。

グリーンランドに対するトランプの関心を「脅威」と見なす人は45％。米国籍とデンマーク国籍のどちらかを選ばなければならない場合、米国籍を選ぶと答えた人も8％にとどまった。

6％

アメリカの一部になりたいと答えたグリーンランド住民の割合

85％

アメリカの一部になりたくないと答えた住民の割合

45％

トランプのグリーンランドへの関心を脅威と見なす住民の割合