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「指を入れるのが好きじゃない」...フランス発ベストセラー書「セルフプレジャー」のススメとは?

ニューズウィーク日本版 / 2025年2月5日 20時15分

 

シャワーのグリップを使うのは、あまりエコロジーではないけれど、ものすごく効き目がある。まず、グリップのヘッドを外し(" マッサージ"もしたいならば外さずに)、クリトリスの亀頭をめがけてシャワーを放つ。(絶対に腟の内部は洗わないこと! 腟内フローラのバランスが崩れてしまうから)。

それでもオーガズムが得られなかったら? がっかりしなくて大丈夫。今度はヴァルヴァの皮膚を軽く引っ張って亀頭をのぞかせ、もう一度試してみよう。

『あなたのセックスによろしく 快楽へ導く挿入以外の140の技法ガイド』67頁より

こうした方法を試しても痛みがあるなら、「間接タッチ」がいいかもしれない。陰核亀頭はデリケートすぎるので、かわりに陰核茎部を刺激しよう。何を使ってもいい。指でもバイブでも水でも......。または、椅子に座って足を組み、太ももの筋肉を緊張させて、性器を圧迫するやり方もある。

あるいは、うつぶせに横たわり、クッションやマットレスに性器をこすりつけてもいい。

また、骨盤底筋群(ペリネ)を密かに緊張させることもできる。ちょうど尿意をこらえる時みたいに。これはタントラ(ヒンドゥ-教シャークタ派の聖典群。女性的力動の概念シャクティを説く)にある方法だ。タントラについて知りたければ、いろいろなところでセミナーやワークショップが開かれている。

要するに、代替策はたくさんあるし、そのひとつひとつにそれぞれのやり方がある! 自分に一番合うものを見つけるために、まずは試してみよう。

もしも、オーガズムに達する直前に強い尿意を感じるならば、バスタブの中で、マスターベーションをしながら欲望に身をゆだねてみるといい。誰も見ていないから、何も気にすることはない。

もしかするとあなたは、「潮吹き」しながらオーガズムに達するタイプかもしれない。そうだったら、なりふり構わずシーツに情熱を傾けて、自由なセクシュアリティに身を任せよう。

 

それとも、もしかしてオーガズムの感触と尿意の違いがわからない? それを見極める方法はただひとつ、最後までやってみること。

とにかくあまり心配しないで! 時が過ぎ、年齢を重ねて経験を積めば、クリトリスもその感度も変化する。ある日、なぜか突然、それまで感じていた痛みが消えるかもしれない。変わらないものなど何もない。だから、寛大になって、体にプレッシャーをかけずにささやかな人生を送らせてあげよう。

ジュン・プラ(Jüne Plã)
マルセイユ出身。オンラインゲームのキャラクターデザイナーをしている。
何よりも好きなものはセックスと2000年代R&B。問題は、ずいぶん前からセックスが単調になっていたことと、「♯MeToo」運動のさなか、R.ケリーにひどく失望させられたこと。これを解決するにはどうすればいい? R& Bについては、まだデスティニーズ・チャイルドがいるから大丈夫。でも、セックスに関しては、挿入だけが人生ではないことをパートナーたちにわからせるには、絵を描くほかに手段がなかった。そこで、イラスト付きの考察をインスタグラムに投稿したところ、これが大変な人気を呼んだ。1年半で、インスタグラム"ジュイサンス・クラブ" が獲得したフォロワーはなんと30 万人! つまり、みんなが悩んでいたということ?

 『あなたのセックスによろしく 快楽へ導く挿入以外の140の技法ガイド』
  ジュン・プラ[著]
  吉田良子[訳]/高橋幸子[監]
  CCCメディアハウス[刊]

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)


「ジュイサンス・クラブ」のインスタグラム

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