イカを食べて疲れに負けない体づくり

NHKテキストビュー / 2018年7月4日 17時0分

高たんぱくで低脂質。加えて滋養強壮に注目される成分が豊富。種類が多くて食べ方もいろいろ。身近なイカで疲れに負けない体づくりを! 医学博士の白澤卓二さんが、イカに含まれるタウリンの働きについて解説します。

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イカに豊富に含まれるアミノ酸の一種で、うまみの元であるタウリンは、栄養ドリンクの成分としてよく取り上げられます。お酒を飲んだあとに、体がだるく感じるのは肝臓の疲れが原因といわれています。タウリンは、肝臓の機能が正常になるように働きかけて、肝臓の疲れを回復させてくれるので、それが、疲労回復につながると考えられています。また、目の網膜を守ったり、脳の機能を回復させる働きがあるともいわれ、精神的な疲労回復効果も期待されているのです。魚介が疲れを取ることは古くから知られており、戦時中には、イカ同様タウリンを含むタコの煮汁を疲労回復のために飲んだという話もあるほどです。
タウリンは体のあらゆるところにありますが、特に心筋に多く存在しています。そのため、血液を多く送り出す作用があり、動悸(どうき)や息切れの予防も期待できます。また、血液中のコレステロール値の上昇を防いで動脈硬化を、さらに血圧を正常にして高血圧を予防するなど、生活習慣病予防の強い味方になってくれます。ただし、タウリンは体内では少ししかつくれません。また、たくさんとっても体外に排出されてしまうので、ふだんの食事からタウリンを豊富に含む魚介を積極的にとりましょう。
■『NHK趣味どきっ! うまい!はやい!ヘルシー! 毎日さかな生活』より

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