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白石京子四段 愛する父が愛した囲碁

NHKテキストビュー / 2021年9月28日 17時0分

9月号より「関西発!おもろいリレーエッセイ」の連載がスタートしました。関西棋院所属の棋士の皆さんが、月がわりでエッセイを綴ります。初回に登場するのは、白石京子(しらいし・きょうこ)四段です。

* * *

「関西発! おもろいリレーエッセイ」のトップバッターを務めます関西棋院四段の白石京子です。誰だろう?と思われた方も多いのでは。故白石裕九段は私の父です。よろしくお願いいたします。
大阪に生まれ育って半世紀。棋士となったあとに囲碁とは無縁の夫と結婚し、3人の娘の「おかあちゃん」として奮闘してきました。
父には「結婚という楽な選択をした」と言われたものでした。吉田美香八段や榊原史子六段がタイトルを取り、関西女流棋士が活気に満ちていました。娘の努力不足が歯がゆかったのでしょうね。
3年前、寿命を迎える父に「期待を裏切って、親不孝な娘でごめんなさい」と、精いっぱいの気持ちを伝えたところ、「立派に子育てしとるやないか」とかすれ声で話したのが最後の会話でした。
父という大きな木に守られてなりわいを立ててこられましたが、その父も今はなく。そのあと、囲碁を通じてできることがあると信じて活動しましたが、人間関係でこじれてしまい失敗を重ねました。
そんなこんなでへこんでいる私を見た友人が「これでまた一つ人として成長できたね。これからやで」。娘たちは「お母さんのいいところは私たちが知ってる。無理に好かれようとしなくていいよ」と捨てる神あれば拾う神ありですね。
いろんな人々が私を支えてくれている。人生の後半戦、反省をしながら父の愛した囲碁を伝えていこうと思います。
※段位・タイトルはテキスト発売当時のものです。
■『NHK囲碁講座』連載「関西発!おもろいリレーエッセイ」2021年9月号より

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