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家庭菜園のための有機栽培 秋はマメ科緑肥作物のタネをまこう

NHKテキストビュー / 2021年10月26日 17時0分

『やさいの時間』2021年10・11月号より、新連載「楽ちん佐倉流 家庭菜園のための有機栽培」がスタート。元明治大学農場特任教授で、有機農業研究家の佐倉朗夫(さくら・あきお)さんが、家庭菜園に取り入れやすい有機栽培のノウハウを教えてくれます。

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■秋はマメ科緑肥作物のタネをまこう

私たちの食料となる植物や、家畜を育て始めてから、長い歴史があります。化学肥料がなかった時代には、山野の草が緑肥(刈敷:山野や畑の草や茎を刈って畑に敷く技術)になり、地力維持やチッ素肥料の代替として日常的に利用されていました。ヨーロッパでは、マメ科作物を牧草として家畜に食べさせ、その排せつ物と敷きワラから作った「厩肥(きゅうひ)」を肥料としていました。
現在ではマメ科の根には、根粒菌が共生するので、空気中のチッ素を固定してくれること、また、共生するAM菌の働きによってリン酸や鉄などの栄養素や水分を植物に供給することが知られています。農業では、これらの効用を積極的に取り入れようと、新しい緑肥作物の利用技術が導入されています。
家庭菜園では、毎年秋にマメ科緑肥作物のタネをまいて、次の菜園に役立てる方法がおすすめです。順番に1畝ずつ緑肥作物専用にしていくと、根粒菌とAM菌の働きで畑全体の土が豊かになります。
花が咲くマメ科緑肥作物のヘアリーベッチやクリムソンクローバーは、5月ごろ開花して美しい景観を楽しめ、春夏野菜の訪花昆虫を引き寄せ、天敵も増やしてくれます。ヘアリーベッチは、しばらくすると枯れてしまうので、今度はそのままマルチ代わりの敷き草として利用。畝の表面が覆われるので、土の乾燥防止効果や抑草効果が発揮されます。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』連載「楽ちん佐倉流 家庭菜園のための有機栽培」2021年10・11月号より

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