「日本は民主主義社会ではない」 大塚英志×宮台真司 対談全文(前)

ニコニコニュース / 2012年2月5日 13時22分

宮台真司氏(左)と大塚英志氏

 明治以降、日本にもたらされた「近代」という概念。思想だけはなく、法律、建築、教育などのあらゆる分野にその影響が及んだ。さらに戦前は、近代を乗り越えようとする動きまでが起こった。戦後、民主主義が導入され、"真の近代化"を果たした日本人は、自分で考える力を持った「近代的個人」になったはずだった――。

 2012年1月30日に放送されたニコ生トークセッション「愚民社会」では、社会学者の宮台氏と評論家の大塚英志氏が登場。両者はともに、空気に縛られやすく、政治を人任せにしてきた日本人は近代への努力を怠ってきたと指摘する。番組では宮台氏と大塚氏が、「愚民」というキーワードを軸に、3.11以降よりあらわになった日本の問題点を暴いていった。

 以下、トークセッションを全文書き起こすかたちで紹介する。

・[ニコニコ生放送] 全文書き起こし部分から視聴から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv78999016?po=newsinfoseek&ref=news#0:00:50
・「インフラとしての近代はネットが可能にした」 大塚英志×宮台真司 対談全文(後)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw191036

■「愚民」とは何か

司会者: ニコニコ生放送をご覧の皆さま、こんばんは。これよりニコ生トークセッション「愚民社会」をお送りします。本日は過激な社会学者・宮台真司さんと実践的評論家の大塚英志さんにお越しいただいております。東日本大震災を経て、より明確になった日本の問題点を60分に渡ってじっくりお話していただきたいと思います。この番組では、皆さまからのご質問を受け付けています。宮台さんや大塚さんに聞きたいことがある方は、プレイヤー画面下のメールフォームより、どしどしお寄せ下さい。ハッシュタグは「#nicoron」をお使い下さい。それではさっそくお話をうかがっていきたいと思いますが、まずはお2人の対談集のご紹介を編集者の藤岡さんからお願いいたします。

藤岡氏(以下、藤岡): こんばんは。太田出版編集部の藤岡と申します。このたび2011年11月に『愚民社会』という本を太田出版から出させていただきました。近代への努力を怠ってきたツケが今この社会を襲っているということで、社会学者の宮台真司さんと評論家の大塚英志さんの対談集になっております。さっそく、ここで一つ目のアンケートをお願いしたいのですが、皆さん『愚民社会』を読んでいただいてますでしょうか?お待ちしております。(結果を見て)「読んでいない」・・・。なるほど。すごく読んでないですね(笑)。はい。91%の方が「読んでいない」でしたね。これはまぁ、この皆さん買ってくださったらまぁいいということなので・・・。はい、この機会に読んでいただければと思っております。はぁ・・・。頑張ります。ちょっと宣伝とかですよね。宣伝とか頑張ります。はい。

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