カヤック柳澤代表「クリエティブであることにスピードが含まれる時代になった」

ニコニコニュース / 2012年2月15日 21時14分

カヤックの柳澤大輔氏

 政治家や起業家、大学教授らが日本の政治経済や文化などについて議論をする会議「G1サミット」が2012年2月10日から12日まで青森県で開催された。開催初日に行われた「ソーシャルとクラウドの衝撃」と題した分科会では、ITベンチャーの起業家たちが議論。ソーシャルゲームなどウェブサービスの開発を手がけるカヤック代表取締役・柳澤大輔氏は、クリエイターの立場から、ブログやSNSなどのソーシャルメディアとクラウドコンピューティングが社会に広く普及したことで「クリエティブであることにスピードが含まれる時代になった」と語った。

■SNSは「人々に衝動的な行動を起こす環境を作っている」

 ミクシィ、グリー、フェイスブック、エバーノート――。現在の我々の生活に浸透しているブログ・SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などのソーシャルメディア、そしてパソコンや携帯電話など様々な環境から同じデータをインターネット上でやり取りすることが出来るクラウドコンピューティングサービス。分科会では、ソーシャルメディアとクラウドコンピューティングサービスが日常的に利用されている現在を「ソーシャルとクラウド」の時代と捉え、これからのビジネスで求められるものについて議論を交わした。

 ドリコム代表取締役社長・内藤裕紀氏は、SNSが「人々に衝動的な行動を起こす環境を作っている」と分析。「フェイスブックを見ていても、パッとリンクを見て(商品を)買ったり、ニュースを閲覧したり、(消費者の)アクションは衝動的に起きている」と現在の日本人の消費行動について語った。

「クリエティブであることにスピードが含まれる時代になった」

 「クラウドとソーシャルが一般化していくことによって、(ビジネス)チャンスが増えた」と指摘したのは、ブイキューブ代表取締役社長の間下直晃氏だ。間下氏は「今まで会社や事業を起こしたり、インターネット関連のサービスを立ち上げたりするには、(多くの)お金が必要だった」と振り返った上で、「ソーシャルとクラウド」時代が到来したことによって、新しくビジネスを起こすための「初期投資が少なくなった」と、ビジネスチャンスが広がる可能性について言及した。

 また、間下氏によれば、「ソーシャルとクラウド」時代の到来で「商品自体の形や消費の形態が変わっているが、マーケット全体のパイは変わらない」とも。

「いかに早く(新規ビジネスに)トライして、いかに撤退ラインを決めて、ダメだったら引いて、(また別の)新しいことにトライしていくのか。意思決定の速さが求められてくる。スピード感をもった人たちは様々なことにトライをして、成功するチャンスが増えてきたのでは」

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