「いずれは国際学会を」 "野生の研究者"集うニコニコ学会βの野望

ニコニコニュース / 2012年4月8日 18時21分

左から、チームラボ・高須正和氏、明治大学理工学部特任准教授・福地健太郎氏、産業技術総合研究所・江渡浩一郎氏、メディアアーティスト・八谷和彦氏、ありらいおん氏、伊予柑氏

 幕張メッセで2012年4月28日、29日に開催されるニコニコ超会議。この中で開かれる「ニコニコ学会βシンポジウム」についての特番が4月3日、ニコニコ生放送で流された。番組に出演したニコニコ学会を主催するニコニコ研究会の委員長・江渡浩一郎氏(産業技術総合研究所)らは、第2回シンポジウムの詳細や、今後の意気込みなどを語った。

 一般的に「研究」と言えば、"プロ"の研究者が行うというイメージがある。しかし、ニコニコ動画などに、一個人で作った創作物の映像を投稿する素人、いわゆる"野生の研究者"も少なくない。ニコニコ学会とは、"野生の研究者"に注目した、ユーザー・ビジネス・アカデミアの3領域を横断する、ユーザー参加型の研究発表と交流の場だ。

 昨年12月6日に開かれた第1回シンポジウムでは、研究の第一線で活躍するプロ中のプロによる「研究100連発」から、"野生の研究者"らによる「研究してみたマッドネス」まで多種多様な研究が発表されている。

■「研究100連発」「燃える男の未来の乗り物」 "野生の研究者"らが集うシンポジウム

 第2回ニコニコ学会βのシンポジウムは、ことし4月28日・29日に開かれるニコニコ超会議内のイベントとして開催される。「ロボット作ってみた・使ってみた・使われてみた」「研究100連発」「研究してみたマッドネス メカの部」「燃える男の未来の乗り物」など、計8セッションのほか、ポスターセッションが両日とも行われる。

 「研究100連発」では、第一線の研究者5名が1人20個の研究を各15分で発表する。視覚的(光学的)に物体を透明化する技術「光学迷彩」や、動体視力が上がるメガネ「動体視力増強装置」など、技術を使って人間がより"スーパーになること"を研究している慶応義塾大学大学院教授の稲見昌彦教授らが登壇する予定だ。

 また、「燃える男の未来の乗り物」では、「本当にほしい乗り物、現実にないんだったら、単純に作ればよくね?」という少年のような動機の下、二足歩行のバイク型メカや、高さ4mの搭乗型ロボット、24脚スケボー型メカなどを造った"野生の研究者"たちが発表する。

・[ニコニコ生放送]「第2回ニコニコ学会β」の詳細から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv87107096?po=newsinfoseek&ref=news#0:15:30

■「いずれは海外で国際学会をやりたい」

 また番組では、視聴者から「第3回(が開催されることは)もう決まっているの(?)」というコメントが寄せられた。これに対して、江渡氏は「(第3回を開催するかどうかは)第2回が大成功するのが大前提だ。だから、第2回を大成功させるべく頑張る」と、意気込みを述べた上で、

「一番興奮を味わえるのは間違いなく(第2回の)会場。研究発表の後に、先生に直接お礼を言ったり、質問したりできるのが、まさしく学会の目的であり存在理由。だから、ぜひ会場に来て参加して欲しい」

と語った。メディアアーティストの八谷和彦氏は

「2回目を成功させないとその先はないが、(いずれは)海外で国際学会をやりたい。海外に見せたい文化がある。海外でも野生部門をやりたい」

と野望を付け加えた。

 これを受けて、ほかの出席者からも「日本の文化輸出の中でも、かなりコアというか、喜ばれるはず。あんなもの見たことがあるはずがない。世界中の人が絶対驚く」「海外の"野生の研究者"との野生合戦したい」「MIT(米・マサチューセッツ工科大学)100連発が見たい」「日米決戦したい」などの"熱い声"が次々と挙がっていた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]「第2回ニコニコ学会β」の詳細から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv87107096?po=newsinfoseek&ref=news#0:15:30
・[ニコニコ生放送]「第3回ニコニコ学会βは開催する?」から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv87107096?po=newsinfoseek&ref=news#1:14:13

(大塚千春)



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