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実況者セピア氏、ゼルダ各作品を蒙古タンメン中本のメニューに例える「ムジュラは冷し味噌ラーメン。隠れた麺の旨さがバレる」

ニコニコニュース / 2017年3月1日 17時0分

ニコニコニュース

 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の発売に合わせ、ニコニコの『ゼルダ』シリーズ動画で知られる実況者セピア氏に『ゼルダ』の魅力を尋ねた電ファミニコゲーマー編集部。インタビュー中、セピア氏の人となりを探るため、趣味の話などを尋ねていたところ......思いがけない展開となった部分があった。

 それは『ゼルダ』シリーズと、激辛で有名な"蒙古タンメン中本"という都内のラーメンチェーンのメニューにまつわる話。何それ? 意味がわからない。インタビューの本筋からは大きく外れたが、両方がわかるとあまりにおもしろいので、オマケに掲載してみたいと思う。

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実況者セピア氏「ゼルダとは、ゲームの美しい在りかたそのもの」──シリーズへの想いとブレス オブ ザ ワイルドへの期待を語る

取材/斉藤大地、小山オンデマンド
構成・文/小山オンデマンド

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「蒙古に始まり蒙古に終わる」とセピア氏は語った

――作曲やバンド活動もされていますが、ゲーム実況と音楽活動以外に趣味はありますか?

セピア:
 なんだろうな......。趣味と言えるかどうかわかりませんが、ラーメンを食べるのは好きですね。放送をご覧の方はお気づきかもしれませんが、最近お腹まわりのおデブ化が止まらなくてですね(お腹を叩きながら)。

――あ、けっこういい音がしましたね。

セピア:
 (お腹を叩きながら)そうなんですよ。見た目が太るだけならまだいいんですけどね。内臓脂肪が溜まると活動どころではなくなる場合があるので、気をつけなければと。ただ、旨いものがあるとやっぱり食べちゃうんですよね。ピーク時は、週5回、同じラーメンを食べていたこともありました。

――週5! それって、近所のお気に入りの店ですか? それともどこかに遠征を?

セピア:
 近所ではありませんが、"蒙古タンメン中本"というお店がありまして。

――中本! 激辛! じつは僕も中本が大好きなんです。ただ僕は"冷し味噌"【※】オンリーですが(笑)。

※冷し味噌
もっとも辛いとされるつけ麺。つけだれが、地獄の釜のような赤色をしている。

セピア:
 おお(笑)。私は蒙古タンメンも、北極ラーメン【※】も、冷し味噌ラーメンも、まったく辛くない塩タンメンも食べます。0から10まで、どんな辛さレベルも大好きですね。

※北極ラーメン
熱々のラーメンで、もっとも辛い。冷し味噌同様、地獄の釜の色をしている。

――いちばんお好きなメニューは?

セピア:
 やっぱりスタンダードな蒙古タンメンですね。「蒙古に始まり蒙古に終わる」的な。

......というわけでなぜか深夜に話は盛り上がり、『ゼルダ』の各作品解説を、蒙古タンメンのメニューで例えていただける次第となった。

 以下、セピア氏がやり込んだ『ゼルダ』の各作品の解説 with 中本フレーバーだ。

『神々のトライフォース』初出:1991年・スーパーファミコン

 『ゼルダシリーズ』の入門編。"光と闇"に焦点が当たることの多いシリーズの象徴的な作品です。主人公リンクの成長が、ハートやアイテムの数からもはっきり見て取れ、現在の『ゼルダ』シリーズの要素がここでほぼ確立されています。謎解きの観点からいうと、通行するだけの部屋もあるのが特徴でした。もしかすると思考のミスリードを生み出すためかな?
 これを中本のメニューに例えるなら、シンプルにして旨味の凝縮された味噌タンメンです。辛さにはまだ上がありますが、店(シリーズ)のベースとなる要素はすべて含まれており、過不足のない作品。野菜もたっぷり健康的で、女性にもオススメです。
『時のオカリナ』初出:1998年・ニンテンドウ64

 時を超えて繰り広げられる壮大なストーリーと、決して結ばれることのないヒーローとヒロイン。物語の鍵を握る強大な悪。そして3つの属性や賢者の存在。これはゲームの純文学ですね。エポナの存在も大きかったのではないでしょうか。動きのある画だったからこそ、これだけ濃密なストーリーを描けたのだと思います。Z注目というゲーム史に残る発明もありました。いまなお世界中のゲーマーから愛され、その心の中に生き続けるリビングレジェンドです。
 これを中本のメニューに例えるなら、間違いなく蒙古タンメンですね。辛さと旨さのバランスを含め、ここに始まり、ここに終わります(迫真)。
『ムジュラの仮面』 初出:2000年・ニンテンドウ64

 人間を見せる『ゼルダ』。とことん人間臭さにクローズアップしています。怖さの向こうに見え隠れする人間の奥底に迫る部分が、キャラクターの表情やセリフで表現され、プレイしていると震撼させられます。
 これを中本のメニューに例えるなら、冷し味噌ラーメンです。温かいメニューのときには隠れていた麺の旨さがバレちゃうのでね。中本の旨さって、麺の甘みなんですよね。このメニューに一度ハマると、もうこれしか食べられなくなってしまうことがあります。
『風のタクト』初出:2002年・ゲームキューブ

 とにかく冒険感がスゴい作品です。旅をしている感じは、『風のタクト』がシリーズでもいちばん強いのでは? 『ブレス オブ ザ ワイルド』の冒険感は、きっと『タクト』を意識している部分があると思います。ビジュアルのポップさも特徴的ですが、アタックしたときに散る火花やサウンドなどのエフェクトも印象的でした。テトラの海賊団をはじめ、作中に"変なひと"があからさまに増えたこともよく覚えています。
 これを中本のメニューに例えるなら、"異色"という意味で塩タンメンですね。誰でも入りやすく、アクションのエグさも軽減。じゃあ旨く(おもしろく)ないのか、というとそんなことはありません。「辛さが売りの店なのに、辛くないラーメンも旨い! どうなってんだ!」という感じです。
『トワイライトプリンセス』初出:2006年・ゲームキューブ/Wii

 映画のような作品ですね。難易度も易しめなので、ゲームであると同時に映像作品だと思います。光と闇の「闇」の部分にクローズアップしているので、そういうストーリーが好みの方にオススメです。正統派のかっこよさのある作品です。
 これを中本のメニューに例えるなら、蒙古丼です。味は正統派の蒙古タンメンと同じですが、見せ方が違うので。麺と米って、光と闇じゃないですか。米と合わせてもおいしいぞ、と。
『スカイウォードソード』初出:2011年・Wii

 「体感できる『ゼルダ』」というのがもっとも大きな要素ですね。自分の操作がそのままリンクの動きになる、という感動が味わえます。女神の剣を手に入れるとき、映像に合わせて思わず右手を天高く挙げてしまいました。この「してやられた感」たるや。その動作を促すキャプションを何ひとつ付けなかった任天堂に、格の違いを感じました。
 これを中本のメニューに例えるなら、創世記、原点であるということを考慮すると、定食に付いてくる辛子麻婆と言えるでしょう。「ここからマスターソードは誕生し、こうして中本は繁盛した」と言っても過言ではないと思います。
『神々のトライフォース2』初出:2013年・ニンテンドー3DS

 『神トラ』を正統に受け継いでいるため、『神トラ』のファンであるほど何もないところを疑ったりしてしまう作品です。壁に貼りつくことができるという、斬新かつ2D『ゼルダ』に対してアイロニックな表現ともとれる、ニヤッとできる新システムが搭載されています。
 これを中本のメニューに例えるなら、味噌タンメンの麺少なめ、野菜大盛り、味玉トッピングですね。「味噌卵麺の固ゆでタマゴかな?」と思っていたらとろりとした味玉だったりして、中本のファンを攪乱するところも似ています。

 以上のように、『ゼルダ』と中本の双方のファンである記者から見ても、即興でありながら、かなり納得のいくコメントとなった。新作『ブレス オブ ザ ワイルド』は、果たしてどんなメニューとなるのか。主要なメニューがすでに語られているだけに、遠からずまたセピア氏に尋ねてみたいと思う。

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◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』発売日購入即プレイ!前日は過去作とBGMで待機します【出演:セピア・テラゾー】 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv291191857?po=newsinfoseek&ref=news

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