『スマブラ』はこれまでの格闘ゲームと何が違ったのか? “夢のオールスターゲーム”シリーズの魅力を考察してみた
ニコニコニュース / 2021年10月22日 19時15分
1999年の第一作発売から22年。任天堂作品のみならず、さまざまなメーカーの作品からファイターが参戦し、夢の大乱闘ゲームとなった『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ。
先日のアップデートでは『キングダム ハーツ』シリーズから最後のファイター“ソラ”が実装。長年の期待に応えるファイターの参戦で、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のトリを飾った。
今回紹介するのは全世界で累計6000万本以上を売り上げ、夢の大乱闘ゲームとなった『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズについての解説・考察を行う動画。
ゲーム夜話さん投稿の『【スマブラシリーズ列伝①】星のカービィ~初代スマブラ~スマブラDXまで【第85回前編-ゲーム夜話】』とその後編だ。
この動画では世界的な人気シリーズとなった『大乱闘スマッシュブラザーズ』が生まれるまでの誕生秘話などを紹介しながら、各シリーズの魅力などの解説や考察を行っている。
今回は最後のファイターが参戦した今だからこそ見たい『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの魅力に迫る動画をご紹介する。
―あわせて読みたい―
・スマブラ参戦『キングダム ハーツ』は如何にして生まれたか? ディズニーとコラボした世界的人気ゲームの誕生秘話をご紹介
・RPGなのに戦闘のない伝説のゲーム『moon』。 勇者に倒された動物の魂を救う「アンチRPG」は発売から22年経った今でも魅力的だった!
既存の格闘ゲームよりも判断力に重きを置いた『スマブラ』
さまざまなゲームから多くのキャラクターが参戦し、夢の大乱闘ゲームとなった『大乱闘スマッシュブラザーズ』。現在ではお馴染みのシリーズだが、第一作はどんな作品だったのだろうか?
ゲーム夜話さんによれば1999年に発売された『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』は“駆け引き”を軸に、既存の格闘ゲームとは異なる作風になっていたようだ。
当時の格闘ゲームは駆け引きよりも、いかに素早くコマンドを入力することができるかを競い合うことが多く、ライトユーザーがついていくのが困難になっていたとのこと。
そこで本作では“アドリブ性”をコンセプトのひとつとして掲げ、起伏のあるステージや地形の変化、蓄積ダメージなどのアドリブ要素を生み出す仕掛けを採用。
反射神経を競い合う“瞬発力をめぐる戦い”ではなく、目まぐるしく変化する状況に対応する“判断力をめぐる戦い”にシフトしたことで、場外へ出せば勝ちというシンプルなルールと共にライトユーザーも楽しめるようなアプローチがされていたようだ。
競技シーンで完成されたDXと原点に立ち返ったX
「スマブラシリーズと言えば?」と聞かれたときにシリーズ第二作である『大乱闘スマッシュブラザーズDX』と答える方は多いだろう。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は2001年に発売され、ゲームキューブ用ソフトとしては日本国内で唯一のミリオンセラーを達成したタイトルであり、現在も競技シーンでは採用され続けている人気作。
前作よりもテクニックなどが大幅に増加し、ゲームスピードも全体的に加速したことで、“初心者も楽しめる”という初代のコンセプトとはやや離れてしまったものの、競技性のある完成度の高さからシリーズと言えばこれと推す声が多い。
ある種の完成形ともいえるDXの発売から7年、再び“初心者でも楽しめる”という原点に立ち返り、夢の大乱闘ゲームに進化する分岐点となったのが2008年に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズX』だ。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではWiiの人気に伴うゲーム人口の増加増えたゲーム初心者も楽しめるようにと、加速したゲームスピードが低下。現在ではお馴染みとなった最後の切り札も実装されている。
最後の切り札は、まさにシリーズの原点である「上級者が勝つとは限らない」、「初心者でも楽しめる」というコンセプトに沿った、実に『大乱闘スマッシュブラザーズ』らしい要素。
ソニックやスネークといったサードパーティーのゲームキャラクターが参戦したのもXからであり、たくさんのゲームキャラクターが登場する夢の大乱闘ゲームへの道はここから拓かれたようだ。
現在では80を超えるファイターが登場している『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。Xでの参戦からこれほどまでに多くのキャラクターが登場したのには、本シリーズの指揮をとる桜井さんの姿勢が大きく影響しているとのこと。
というのも桜井さんはゲームのキャラクターと、そのキャラクターを愛するファンを大事にしており、作中ではファンサービスなども行われている。
動画内でその一例としてあがったのがアシストフィギュア。さまざまなゲームのキャラクターが助っ人として現れるアシストフィギュアはキャラクターを愛するファンのためだという。
こういったキャラクターとそのファンを大事にし、丁寧に扱う姿勢からゲームメーカーの方々は安心してキャラクターを預け、現在の夢の大乱闘ゲームが生まれたようだ。
多くの魅力を秘め、世界的に人気なゲームとなった『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ。本動画ではシリーズが出来上がるまでの誕生秘話や原点の考察などが多数収録されているため、ぜひご覧いただきたい。
文/富士脇 水面
【スマブラシリーズ列伝①】星のカービィ~初代スマブラ~スマブラDXまで【第85回前編-ゲーム夜話】
―あわせて読みたい―
・スマブラ参戦『キングダム ハーツ』は如何にして生まれたか? ディズニーとコラボした世界的人気ゲームの誕生秘話をご紹介
・RPGなのに戦闘のない伝説のゲーム『moon』。 勇者に倒された動物の魂を救う「アンチRPG」は発売から22年経った今でも魅力的だった!
この記事に関連するニュース
-
福岡拠点の美女レイヤーが『スマブラ』ピーチ姫に「ドレスの下にワイヤーパニエ着用でお姫様感を」
エンタメNEXT / 2024年6月28日 6時5分
-
アニメ化してほしいゲームは?【家庭用編】3位「Undertale」、2位「ゼルダの伝説」、1位は「スプラトゥーン」<24年上半期版>
アニメ!アニメ! / 2024年6月22日 12時5分
-
『星のカービィ』水中に潜る姿がキュート「せんすいカービィ」ぬいぐるみが予約受付中
インサイド / 2024年6月17日 18時15分
-
今売れている「Switchのソフト」ランキング 2位は「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」、1位は?【2024年6月10日】
Fav-Log by ITmedia / 2024年6月10日 17時30分
-
ゲームの「社内声優」が話題、実は『スマブラ』の“あのキャラクター”も超有名クリエイターが声を吹き込んでいた
インサイド / 2024年6月6日 20時30分
ランキング
-
1「鬼すぎない?」 大正製薬の広告が“性差別”と物議…… 男女の“非対称性”に「昭和かな?」「時代にあってない」
ねとらぼ / 2024年7月4日 18時32分
-
2「ドコモ光 1ギガ」旧プランを2025年6月に提供終了、解約金の安い新プランへ自動移行
マイナビニュース / 2024年7月4日 19時15分
-
3老後の趣味で気軽に“塗り絵”を始めて1年後…… めきめき上達した70代女性の美麗な水彩画に「本当にすごい…」「感動です」
ねとらぼ / 2024年6月29日 22時0分
-
4人気VTuber、サイバー攻撃余波?で本名公表 問われる妥当性、それでも「認めざるを得なかった」理由
J-CASTニュース / 2024年7月4日 12時58分
-
5こ、これは……! Netflixで見られる“まさかの映画”に思わず二度見 「まさかネトフリでやってくれるとは!!」
ねとらぼ / 2024年7月4日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください