声優の古谷徹さんと井上和彦さんが語る「トップを走り続ける秘訣」。演じる際に大事にしているのは“柔軟性と素直さ”【超声優祭2022】
ニコニコニュース / 2022年4月29日 19時0分
声優の古谷徹さんと井上和彦さんによる対談特番番組『古谷徹の超声優祭くじメイト特番~古谷徹のハッピーガチャ~ Vol.4 #1@超声優祭2022』が、2022年4月27日20時より、ニコニコ生放送にて放送されました。
同い年かつ、ウィンドサーフィン、PC、スキーなど共通の趣味も多く、お互いに「徹」・「和彦」と呼び合う仲でもあるおふたり。本放送も、共演作に関するお話からプライベートでの思い出話にいたるまで、大ボリュームで送られることとなりました。
この記事では、番組内のトークの中から、ふたりがとくに盛り上がっていた場面をピックアップして紹介していきます。
声優業には柔軟性と素直さが必要不可欠
番組が始まると、さっそくコメントでは「アムロ・レイとジェリド・メサ」(機動戦士Zガンダム)、「降谷零と白鳥警部」(名探偵コナン)など、おふたりの共演作での役名が多数寄せられる流れに。
4月15日に公開され大ヒット中の映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』に関する話題では、井上さんの「すごいよね。徹のところに何パーセントいくの?」というボケに対して、古谷さんが「いや、いかないから!印税形式じゃないじゃん俺たち(笑)」とツッコみを入れるなど、コンビネーションもバッチリ。
そんなアニメ『名探偵コナン』にて、白鳥警部こと白鳥任三郎役を演じる井上さんですが、「白鳥役はもともと(塩沢)兼人がやっていて、彼が亡くなった後に僕が引き継いだんだけども。その前年に、じつは僕は犯人役をやっていたの」と明かし、古谷さんを驚かせる場面も。
また、白鳥役の印象については「高木刑事と恋のライバルになっていたころはとくに(演じるのが)楽しかった」とし、いまは一段落してしまったので、また活躍の機会がこないかなと思っているとのこと。ちなみに原作者の青山剛昌先生からは「活躍することもあるかもよ?」とも言われているそうで、コメントでも「楽しみー!」との声が多数上がっていました。
その後も『サイボーグ009』に始まり、『聖闘士星矢』や『アンパンマン』などの共演作に触れていくなかで、“トップを走り続ける秘訣は?”というテーマでも語り合ったおふたり。
これについて、井上さんからは「一生懸命仕事しているだけで、こだわりもとくにない」という回答が。役作りに関しても、古谷さんが「俺は原作やアニメ雑誌なんかもぜんぶ集めて、できることはすべてやってから臨むタイプ」と話したのに対し、井上さんは「そういうことはしない。もちろん、台本を読み込んだり最低限はやるけど」と。
……というのも、昔は井上さんも古谷さんと同じようなスタイルで収録に臨んでいたのですが、逆に役に対するイメージが固まりすぎてしまって「にっちもさっちもいかなくなっちゃった」経験があったのだとか。それからは、原作は原作としてリスペクトしながらも、アニメはアニメで新しいものづくりをしていこう、という考えかたになっていったのだそうです。
やはり声優にはこうした柔軟性が必要不可欠なよう。古谷さんの「自分で作り込みすぎちゃうと、現場でディレクションを受けてもなかなか切り換えられなくなっちゃうんだよね」との言葉には、井上さんも「監督やディレクターさんの意見をパッと取り入れて、素直に演じないとね」と深くうなずいていました。
古谷さんが人生初のウィンドサーフィンで漂流……!?
番組後半では、おふたりの共通の趣味に関するさまざまなお話も聞くことができたのですが、なかでも印象的だったのは、古谷さんが井上さんに誘われて初めてウィンドサーフィンに挑戦した際のエピソードでした。
井上さんからの誘いを受けて、ウィンドサーフィンの雑誌も見せてもらい「かっこいい!」と興味を持った古谷さん。すぐさまウェットスーツを買いに走り、井上さん主催のウィンドサーフィン&キャンプ旅行に同行したそうです。
しかし、当時訪れた富士五湖のひとつ・西湖はそこそこの荒れ模様。井上さんから簡単なレクチャーを受けただけだった古谷さんは、みるみる沖に流されていってしまい。その様子を見ていた井上さんは、「湖だからいずれは岸に流れ着くだろうし、後で助けに行けばいいか」と楽観視していたらしく……。
実際大事にはいたらなかったものの、その後、井上さんはカンカンになった古谷さんから「なんで助けないんだ!」と怒られてしまったとのこと。古谷さんとしても、「そりゃそうだよ!(笑) だってあのときは初心者だったんだから!」と、未だに当時感じた恐怖や怒りは忘れることができていないご様子でした。
ちなみに、当時の古谷さんはその日のことがあまりにも悔しかったようで、翌日にはウィンドサーフィンスクールへと入会。3週間にわたって江ノ島に通い詰め、見事ウィンドサーフィンをマスターしてみせたのだとか。
もしかしたらそんな古谷さんの負けず嫌いな性格も、声優業界のトップを走り続けることができた要因のひとつなのではないか……と思わされてしまうような、貴重なお話となっていました。
そのほか、番組ではくじで引いたテーマに沿ってトークをくり広げるなどして、大いに盛り上がった古谷さんと井上さん。
お酒好きなおふたりならではの爆笑トークも満載でしたので、まだ見ていないという方は、下記リンクよりぜひチェックしてみてください。
古谷徹×井上和彦対談特番の視聴はこちらから
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