『ロックマンエグゼ』をロードなし・チップ交換なしRTA。コレクション発表で話題の本作、RTA世界1位のプレイ動画をご紹介

ニコニコニュース / 2022年7月13日 16時0分

　『ロックマンエグゼ』。2001年にゲームボーイアドバンスのローンチタイトルとして発売された、「ロックマン」の名を冠した新シリーズで、従来のシリーズから大きく舵を切ったストーリーやマス目に区切られたフィールドでのバトルが特徴的な作品だ。

　本作はゲームボーイアドバンスを代表するタイトルとして人気が高く、第一作からは既に20年以上が経過している現在でも新作やリメイク、移植が望まれているタイトルであった。

　それ故に、先日ナンバリングシリーズ10作品を収録する『ロックマンエグゼアドバンスドコレクション』が発表された際には、非常に大きな注目を集めた。

　さて、今回紹介するのはそんな人気作『ロックマンエグゼ』に関する動画。桃兄さん投稿の『【RTA】ロックマンエグゼ #1【1:27:45】［World Record］』。

　この動画は『ロックマンエグゼ』をロードなし、チップ交換なしで攻略する、シングルセグメントと呼ばれるRTAに挑戦したもの。

　今回はコレクション版発表で沸く人気作で達成された、世界1位のRTAをご紹介する。

ロードなし・チップ交換なしで挑む『ロックマンエグゼ』

　今回紹介するのは前述の通り『ロックマンエグゼ』でシングルセグメントと呼ばれるRTAに挑戦した動画。

　シングルセグメントというレギュレーションはあまり聞き馴染みのない方が多いと思われるが、このレギュレーションはノーセーブとも訳される“セーブデータのロードを禁止”※したものだ。

※RTAとしてはロスとなるがセーブデータの作成自体は可能

　聞き馴染みのないレギュレーションではあるもののルールはシンプルで、先の通りセーブデータのロード禁止、そしてチップの交換（編集ではなく交換）が禁止されていること以外は、大きな制限はない。

　何故ロードが制限されているのかという点だが、本作はゲームのリセットを活用した乱数調整が影響していると思われる。

　桃兄さんは本動画を投稿する以前に挑戦していた、「オールチップ」と呼ばれるレギュレーションを振り返る際に、「乱数調整で好きな敵としか戦わない」と発言しており、そういったタイム短縮を許容したものと住み分けられているようだ。

　さて、少し独特のルールを持ったシングルセグメントに挑戦した本RTAだが、そのタイムはタイトルにもあるように世界最速。

　海外記録サイトを確認する限りでは、リアルタイムの最速記録は1時間33分で、桃兄さんはその記録を大きく塗り替えたかたちだ。

　執筆時点ではPart1のみが投稿されており、1時間27分の内、チュートリアルなどを含む10分ほどのプレイが披露されている。

　Part1では序盤も序盤ということで、基本的な解説などが中心となるものの、最初のボスであるファイアマンとの戦闘なども収録。序盤のボスながら安定したプレイでスムーズに撃破する様子が確認できた。

　もちろんボス意外でも視聴者の関心を集めるテクニックも披露している。特に視聴者を感心させていたのは、エンカウントを少しでも回避するためのものだろう。

　動画ではメッセージが表示されるイベントを発生させると、エンカウントまでの数値を一定数減らすことが出来ることを利用しており、タイムロスになりそうなメッセージの表示で戦闘を回避するテクニックで視聴者を驚かせていた。

　コレクション版の発売で大きな注目を集めた『ロックマンエグゼ』のRTAに挑戦している本シリーズは、投稿が始まったばかりだ。世界で最も早い記録となった桃兄さんのプレイをぜひチェックしてみてほしい。

【RTA】ロックマンエグゼ #1【1:27:45】［World Record］

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