『エルデンリング』狭間の地をワープで駆け抜けたった約6分でクリア!? メトロノームまで持ち出しフレーム技を連発するやりたい放題なRTAをご紹介

ニコニコニュース / 2023年3月29日 11時50分

　『ダークソウル』シリーズなどで知られるフロム・ソフトウェアが開発し、2022年2月に発売されたアクションゲーム『エルデンリング』。

　同作は全世界規模で爆発的なヒットを記録し、今年2月には発売1年を待たずして2,000万本を売り上げた2022年を代表するビデオゲームといえる。

　ニコニコ動画をはじめとして実況プレイ界隈でも大きな注目を集め、発売直後から多くの動画や生放送が行われており、現在もプレイ動画を目にする機会は多い。

　今回紹介するのは発売から1年以上が経過した現在も高い人気を誇る『エルデンリング』で驚きのプレイを披露したRTA動画。負けミンさん投稿の『エルデンリングバグありRTA 5分58秒【弦巻マキ実況】any%unrestricted』だ。

　この動画はゲームのバージョンやグリッチに一切の制限をかけず、可能な限り早くゲームクリアを目指すRTAに挑戦し、その解説を行うというもの。

　今回はフレーム単位で正確さを要求するテクニックを多用し、たった約6分で『エルデンリング』をクリアしてしまったRTA。そのプレイの様子をご紹介する。

『エルデンリング』で一番なんでもありなRTA

　今回紹介するのは高難易度で死んでは挑むを繰り返す死に覚えゲーとして知られる『エルデンリング』を、5分58秒という異次元の早さでクリアしてしまったAny%RTA。

　Any%RTAとは達成度を問わずとにかくエンディングに到達するまでのタイムを競うもので、同じAny%の中でもバグ利用の可否など複数のカテゴリに分かれて、さまざまな挑戦が行われている。

　『エルデンリング』でもAny%は複数に分けられ挑戦されているが、今回負けミンさんが挑戦しているのは「Any%unrestricted」というカテゴリ。

　直訳すれば無制限となるこのカテゴリはその名の通りなんでもありなRTA。

　なんでもありということで、同カテゴリではゲームバージョンの選択、他カテゴリでは禁止されているテクニックの利用、強制終了の一部使用などあらゆる行為が許可されている。

　そのため本RTAではゲームが想定する挙動を完全に無視したド派手なテクニックを乱発。動画では通常のプレイでは決して見られない爆速のゲームクリアが披露された。

　なお、負けミンさんによる本記録は世界3位として海外記録サイトに登録されている。

　ゲーム本来の攻略を無視してあっという間に『エルデンリング』をクリアしてしまった本RTA。

　unrestrictedカテゴリではあらゆるテクニックの使用が許容されているが、本プレイの目玉となるのは「zip」と呼ばれるテクニック。

　このテクニックはガードと移動をフレーム単位で正確に入力することで、入力した方向に対応した位置に瞬時にワープするというもの。

　かなりの距離を一気に移動できるこのテクニックは大幅なタイム短縮が見込めるものの、unrestrictedカテゴリ以外での使用は禁止されている。

　この背景には要求されるフレーム単位の複雑な入力に加え、ハードウェアの性能差によるゲームのパフォーマンスが大きく影響するためのようだ。

　このように再現が非常に難しいzipだが、動画ではゲーム開始早々にフレーム単位の正確な入力を成功させ、ワープでいきなりストームヴィル城へ浸入。

　さらにそこから装備重量による調整を入れ、プレイ開始からたった1分20秒で魔術学院レアルカリアに到達して見せた。

　その後も別のテクニックも使用しつつ、ゲーム後半ステージである崩れゆくファルムアズラに到達。

　動画時間3分40秒ほどからはワープを用いてエリア読み込み範囲外に出ることでボスを撃破するという驚きのプレイを披露。ラスボスすらもワープで撃破することで、ゲーム開始から5分58秒という早さでエンディングに到達してしまった。

　通常のプレイでは決して見ることのないテクニックを披露し、爆速で『エルデンリング』をクリアした本RTA。約6分で狭間の地を駆け抜ける驚異のプレイをぜひチェックしてみてほしい。

エルデンリングバグありRTA 5分58秒【弦巻マキ実況】any%unrestricted

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