声優・日笠陽子がスナックのママになる「声優トークと音楽」番組。速水奨や内田彩らが歌う、貴重な生歌は必聴！【超声優祭2023】

ニコニコニュース / 2023年4月27日 12時10分

　声優の日笠陽子さんと川島零士さんによる音楽バラエティ番組『スナックひだまり@超声優祭2023』が、2023年4月23日20時よりニコニコ生放送にて放送されました。

　クールなキャラクターを演じることの多い日笠さんが一夜限りでスナックのママに、「第十六回声優アワード」新人男優賞を受賞した川島さんがボーイとなり、ゲストとともに繰り広げられたのはお酒に合いすぎる声優トークと生歌唱。

　ゲストは、小笠原仁さん、岡咲美保さん、内田彩さん、降幡愛さん、速水奨さんの5名。それぞれ2〜3名ずつ、入れ替わりでママ・ボーイと話しながら進んでいきました。

　この記事では、番組内のトークや生歌の中から、とくにスナック感の強かった場面をピックアップして紹介していきます。

■お立ち台で歌われたのは新旧入り乱れる名曲たち

　スナックといえばカラオケ。当然スナックひだまりにもお立ち台が用意されており、番組内ではゲストを中心とした新旧さまざまな楽曲の生歌を楽しめました。

　番組序盤で登場した岡咲さんは、日笠さんと「水樹奈々」さんに憧れて業界を目指した、という共通の話題で大盛り上がり。「Animelo Summer Live 2023 -AXEL-」（アニサマ）への出演も決定したという歌唱力で、初音ミクの大ヒットソングである『千本桜』（黒うさP）やTVアニメ『Extreme Hearts』のOPテーマ『インフィニット』の生歌を披露しました。

　「こぶしが良い」「歌声に合ってる」「上手すぎ」といったコメントからもわかる通り、その圧倒的なパフォーマンスでスナックは大いに盛り上がりました。

　番組中盤で登場した内田さんは、川島さんに「お酒はまだ？」と聞いてしまうくらい、初っ端からビールをガンガン飲んで番組を楽しんでいました。その結果、ほろよい状態でお立ち台に立ち、途中で「げふっ」っとならないように注意しながらの歌唱に。お立ち台から足を踏み外してしまうような場面もありつつも、マイクを持てば即座にアーティストの雰囲気に様変わり。

　披露されたのは、TVアニメ『転生貴族の異世界冒険録』のOPテーマ『Preview』と往年の名曲『赤いスイートピー』（松田聖子）の2曲で、内田さんのかわいらしさも存分に味わえる、かわいさとかっこよさの共存するパフォーマンスでした。コメントで「さっきまでビール飲んでたとは思えない歌声」「かわいいけど、かっこよ」と称された生歌は、一聴の価値があります。

■80年代に憧れる人と生き抜いた人、各々が語って歌う昭和の魅力

　スナックということで、番組では80年代の魅力を中心とした昭和感も存分に堪能できました。

　番組中盤に登場した降幡さんは、平成生まれながら80年代の大ファン。その好みは自身のアーティスト活動にも多大な影響を与えており、楽曲の雰囲気も80年代のシティポップ風です。生歌唱ではデビュー時の代表曲『CITY』と、現在でも人気を博す『真夜中のドア〜Stay With Me』（松原みき）の2曲を披露。トーク時と歌唱時とのギャップに、「また声のギャップがいいんだわ」「かっこ良い〜」といったコメントが流れました。

　川島さんは降幡さんの楽曲をよく聴いているようで、リリースされたアルバムのジャケットもすべて80年代のアニメ風になっているという補足情報を紹介。番組中にも関わらず自分のスマホを取り出してゲストに紹介する場面では、日笠さんの「お前自分のスマホ取り出したの！？」「現代わかんないんだけど私！」というツッコミが響き渡ったのも印象的でした。

　番組後半に登場した速水さんが、経験から80年代の魅力を語る場面も。安心感のある低音のイケボで放たれる聞き応えたっぷりなお話はもちろん、たまに入る「それ力石徹だよ」「じゃあそのスイートピーは温室栽培か」といったコメントなど、お茶目な一面も見せてくれました。

　お立ち台に似合いすぎる速水さんが披露したのは、『青葉城恋唄』（さとう宗幸）。スナックにぴったりの楽曲を、その魅力的な低音ボイスでしっとりと歌い上げていました。これぞスナック、という時間を楽しめました。

■お酒の注ぎ方で炎上!? メンバー全員の魅力爆発な男子会

　番組後半では、男性メンバーのみでトークが繰り広げられる男子会が行われました。酔いの回った川島さんと、ゲストの速水さん、小笠原さんとの間で繰り広げられるとんちんかんなトークにはついつい笑ってしまいました。スナックではなかなか見ることのできない衝撃的なお酒の注ぎ方も必見です。

　番組序盤に登場し、川島さんとのデュエットで『キセキ』（GReeeeN）を披露した小笠原さんは男子会にて再登場。学生時代に行き続けたひとりカラオケで鍛えたという歌唱力で『壊れかけのRadio』（徳永英明）を披露し、「これはファン増えそう」「これが1回きりなのはもったいない」といったコメントが流れるほどスナックを感動させていました。