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江口夏実による漫画作品『出禁のモグラ』を解説【ニコニコ大百科出張所】

ニコニコニュース / 2024年7月26日 12時30分

 ニコニコ大百科は、サイバー攻撃の影響によりサービスを一時停止していましたが、7月9日より読み取り専用として仮復旧しました。
 しかし、記事の作成や編集など、アカウントに紐づくサービス利用できない状態が続いています。

 ニコニコ大百科では、このような状況を受けて、ニコニコニュースオリジナルにて「ニコニコ大百科出張所」を開設しました。
 「ニコニコ大百科出張所」は、記事作成ができないニコニコ大百科に代わり、編集者の皆様から記事を募集し、ニコニコニュースオリジナルにて公開する取り組みです。

 以降は、「ニコニコ大百科出張所」にご寄稿いただいたるー ◆I51Wmemwkiさんによる「出禁のモグラ」という単語の解説記事となります。

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文/るー ◆I51Wmemwki


出禁のモグラ(デキンノモグラ)

『出禁のモグラ』とは、江口夏実による漫画作品である。

2021年4月に『モーニング』にて連載開始。2024年7月現在も同雑誌にて連載中。単行本既刊7巻。

概要

あの世への出入りを禁止されてしまい、永遠にこの世をさまようことになってしまった仙人「モグラ」と、彼に関わり騒動に巻き込まれることになってしまった人たちを描いた作品。

幽霊・妖怪などが多数登場するためホラー要素も多いが、現世ゆえの世知辛い事情も垣間見える描写も多く、作者特有の時にじっとりとした描写も相まって、怖がって笑って少しほっこりできる漫画に仕上がっている。

モグラのキャラクター自体は『鬼灯の冷徹』連載前からできていたと作者はインタビューで答えている。

ストーリー

陰キャ気味の大学生の真木は、今日も同じゼミの陽キャの藤村に振り回され、居酒屋で八重子に慰められていた。

しかしその帰り道、落ちてきた広辞苑が頭に直撃したモグラを発見してしまう。そのまま放置するわけにいかず、救急車を呼ぼうとする真木と八重子だったが、モグラが激しくそれを拒否。ついには頭部からだらだらと流血しながらモグラは走ってその場を逃げ出した。

真木と八重子はモグラの異常性に気づき警察に通報しようとするが、警察沙汰を嫌ったモグラは二人を家に招き入れ話し合うことになる。

話好きだったモグラだが、その何とも言えぬ不気味さを感じてしまう真木。その場はそれで家に帰ることになったのだが、翌日、真木と八重子には不思議なものが見えるようになってしまい…

登場人物

モグラ

本名は「百暗 桃弓木(もぐら ももゆき)」。
その正体はあの世への出入りを禁止された仙人。肉体は30代相当になっているが、江戸時代の記憶を持っているなど実年齢は数百歳を超えている。
あの世に行くために所持しているカンテラの中に幽霊の「鬼火」を集めることが課されているが、肉体を維持するためにためた鬼火を消費してしまうため、なかなかためることができずにいる。
真木らとの出会いに、これは鬼火を大量に貯められるチャンスなのではと、期待している。

真木

フルネームは「真木栗顕(まぎ くりあき)」。21歳。
メガネ、低身長、黒い地味目のパーカーと陰キャ気味の大学三年生。文芸学科文学専攻の児童文学ゼミに属しており、ゼミ長を務めている。
モグラとかかわったことで霊が見えるようになってしまい、生来の厄介ごとに首を突っ込みやすい性分も合わせて様々な事件に巻き込まれるようになってしまう。
銃マニアの面もあり、FPSもプレイしている。
後々、レッサーパンダのマギー君に憑かれる。

八重子

フルネームは「桐原八重子(きりはら やえこ)」
真木と同じゼミ生の20歳。
低身長で童顔なこともあり、若く見られがち。詩魚と初めて会った際には未成年でありながら立派な胸を持つ彼女と自分を比べて「関東平野」と自虐している。
レッサーパンダが大好きであり、ガチ勢。

犬飼詩魚(いぬかい しお)

八重子のバイト先の新入りの高校生。15歳。体力自慢であるが、頭は割と残念。胸はアルプス山脈。
霊に憑かれやすい体質なのだが、霊は全く認識できない上に圧倒的体力で大概のことは解決できてしまうため、憑かれていることに全く気付けない。

猫附梗史郎(ねこづく きょうしろう)

代々お祓いの仕事をしている猫附家の長男。18歳。詩魚とは同じ高校。
猫附家は化け猫憑きの家系であり、逆にその化け猫を利用してのお祓いを行っている。
その一方で化け猫に栄養を取られてしまい、体力はなく、目の下にはクマが消えない。
憑いている化け猫の名前は「ナベシマ」

猫附藤史郎(ねこづく とうしろう)

梗史郎の父親であり、猫附家の現当主。表の職業として大学教授と幻想小説作家もこなしている。真木たちのゼミの担当教授でもある。
憑いている化け猫の名前は「イケブクロ」

作品解説

前作『鬼灯の冷徹』が地獄というあの世の物語だったのに対して、今作はあの世に行けない仙人が主役となり、現世での霊や妖怪などの事件に挑む物語となっている。また、前作が基本的には1話完結形式だったのに対して、今作では数話から十数話で構成される1エピソード中で事件の謎と解決を描く短編連作ともいえる形になっている。

エピソードの題材としては「死んだ子供の年を数え続ける家族」「占いにはまる主婦」「孤島の因習村」「呪いのゲーム」などがあり、人間の闇を感じさせるものとなっている。

その一方で「遠隔授業」「Vtuber」「とにかく明るい安村」に霊が関連したらどうなるかなどの小ネタもコミカルに描かれている。

関連項目

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