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“にじさんじ JAPAN TOUR 2020”前半戦の魅力を振り返りレポート。清楚&アイドルな札幌公演、心が乙女になる福岡公演…最高だ、いっしょに楽しもうぜ!

ニコニコニュース / 2020年2月28日 20時30分

 所属ライバーは90人を超え、活動開始から2年経った今ますます勢いを増すバーチャルライバー軍団にじさんじ。そんな彼らは2019年、幕張メッセイベントホール、両国国技館などにおいてもライブを成功させてきた。

 次のステージは一体どこなんだ!? と、待ちわびるファンの目に飛び込んできたのが“にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!”。まさかのZepp全国ツアーだ。

 今回のライブの特徴はそのライブ形態。以前の幕張や両国のライブでは、ひとつの会場に10人以上のライバーが集う大規模なものだったが、今回は、札幌・福岡・難波・名古屋・東京と、全国各地の会場に4~6人のライバーが出演するかたちとなった。

ライブツアーとは銘打ってるものの、同じライバーが全国を巡るのではなく、このように土地ごとに異なるライバーがそれぞれの“ライブ”を開催する形式だ。
(画像はにじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!特設サイトより)

 それによって、出演するライバーひとりひとりのパフォーマンスは、より濃密にファンへと届けられる。ファンと演者の距離はあまりにも近い、最高だ。

 そしてそんなお祭りが2月9日から4月5日まで続いていく。ライブごとに新たな“にじさんじ”が見られる。こんな楽しいことになってるんだからみんなもいっしょに楽しもうぜ!

 現在開催中の“にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!”だが、参戦するのはまだ遅くない。札幌、福岡、難波、名古屋のライブは開催済みだが、ネットチケットを購入すれば過去に開催されたライブを見られる。

 ということで、今からでも間に合う“にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!”と題して、ツアー前半の札幌、福岡公演の魅力を紹介していきたいと思う。

●にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!特設サイト

文/あるかい
編集/竹中プレジデント

札幌公演のすげえところ

 ときは2020年2月9日、全国ツアーの一発目を飾る札幌公演には、物述有栖緑仙シスター・クレア御伽原江良童田明治の5人が出演した。

御伽原江良(上段左)、童田明治(上段中央)、シスター・クレア(上段右)、物述有栖(下段左)、緑仙(下段右)。
(画像はにじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!特設サイト 札幌LIVEより)

▼ライブ視聴はこちら▼
【札幌公演】にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!

札幌公演のすげえところ1:物述有栖とシスター・クレアのアイドルパフォーマンスに癒される

 じつに多種多様なライバーの在籍しているにじさんじの中でも、アイドルムーブが似合うメンツの揃ったのがこの札幌公演。とくに注目してほしいのは、その“振り付け”だ。

 物述プロの『白い雪のプリンセスは』や“pure♡palet”(物述有栖・シスター・クレア)の『pure♡paletワンダーランド』などでは、「にじさんじってアイドル事務所だったの!?」ってぐらい完璧なパフォーマンスを披露してくれた。

先陣を切った物述プロ。プロの愛称に違わぬ10000000点のパフォーマンス。

 トップバッターを飾った物述プロのステージで、恐らく全人類が限界オタクと化したのが、観客とのコールアンドレスポンスのシーン。

 会場の左右さらには前後に声をかけていく物述有栖。それに応える観客たち。すべての声を受け取ったときに発したひと言。

「届いてるわよ!」

 こんなにカワイイのに!! こんなにキュートなダンスを踊るのに中身が男前すぎるよ物述プロ!!!!!! マジでこのシーンはカッコイイので見てほしいんだよなぁ……。

 シスター・クレアの『S(mile)ING!』も、この札幌公演で見てほしいシーンのひとつ。これは『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場する「がんばります!」が口癖のアイドル・島村卯月の曲だ。

 この「がんばります!」は、島村卯月という人を表すセリフとして、アニメ版では大きく取り上げられ、ストーリーの根幹にも関わる重要な言葉。

 アイドルを、『アイドルマスター』を大好きなシスターのことだから、きっとアニメも見ていて、そしてその「がんばります!」に込められていた意味を知っていると思う。知っていてなお、彼女はこの歌を歌う前に言うのだ。「シスター・クレアがんばります!」と。

「シスター・クレアがんばります!」と口にしてから歌い始めるクレアさん。

 シスターのことをあまり詳しくない人は、彼女を「大人しい癒し系の人」と思っているかもしれないが、じつはちょっと違う。彼女は、人を癒すため、幸せにするためなら“足つぼ風呂マイクラ”なんて強烈な配信だってしちゃう人なんだよね。

 人を癒すために全力で、アイドルに憧れる彼女が、歌と踊りとめいっぱいのかわいさで観客を魅了して癒す。そんなシスター・クレアのステージで脳細胞から癒されてほしい。

 さらに感慨深かったのは、物述有栖とシスター・クレアによる『pure♡paletワンダーランド』の進化だ。

ライブ中のコメントで流れてきた「にじさんじにも清楚があるんだ」はあまりにも名言。

 この曲は昨年開催された“にじさんじ Music Festival 〜Powered by DMM music〜”でも披露しており、その際はクオリティはしっかり仕上がっているものの、歌って踊るのに精いっぱいな感じだった。

 それが4ヵ月のときを経て、彼女たちは“歌って踊る”だけじゃなくなった。曲中にファンのほうを見て手を振ったり、表情を変えたり、ファンサービスの破壊力が増していたんだよね。これって細かいようでとんでもない差だと思う。

札幌公演のすげえところ2:“緑仙のよさが詰まりまくってる”完璧な選曲

 緑仙ほど、ライブで何を歌うのか予想ができないライバーは珍しい。カッコイイ歌も似合うし、カワイイ歌もいける。男性歌手のも女性歌手のもいけちゃうし、歌ってみた動画から絞ろうにも100個以上ある。

 そんなわけでワクワクしながら緑仙のステージを待っていたところに、あまりにも聞きなれた前奏が流れる。30歳前後のインターネット大好きマンなら何度も聞いたことがあるであろう『エージェント夜を往く』だ。ニコニコ動画で何度も聞いた、原曲は聞いたことないのになぜか歌える、そんな不思議な歌だ。

ありがとう緑仙。ありがとう緑仙。もうそれしか言えない。

 この曲はゲーム『アイドルマスター』の菊地真というショートカットでボクっ娘、声が低めで女性にモテるが本当はカワイイ女の子になりたいアイドルの女の子の歌だ。

もう一度言うんだけど女性にモテるが本当はカワイイ女の子になりたいアイドルの女の子の歌だよ???

女性にモテるが本当はカワイイ女の子になりたいアイドルの女の子の歌を歌う緑仙ヤバくない????? 

実際ヤバかった。

 『エージェント夜を往く』と言えば歌詞にある「とかしつくして」が、双海亜美・真美バージョンでは「とかちつくちて」に聞こえることが有名で、組曲『ニコニコ動画』にも採用されているので知ってる人も多いだろう。動画のコメントも「とかちつくちて」って書かれまくってた。

 緑仙もコレは知ってるハズなんだけど、最初はキチンと「とかしつくして」って歌うんだよね。でも後半に1度だけ……「とかちつくちて」って言うシーンがあるんだ。

 そこには緑仙のよさが、ライブのよさが詰まりまくってるからマジで見てくれ!!!!

札幌公演のすげえところ3:「ギバラ」と呼べないぐらいアイドルな江良ちゃんの笑顔

 緑仙オタクが限界になっていると間髪入れずに入場してきたのは御伽原江良。

 普段は、まるで親友みたいな距離感で「ギバラ」という愛称で親しまれている彼女だが、ステージに現れた彼女は完全無欠のアイドルだった。

江良ちゃんの「せーの!」に合わせて観客たちが「バラライカ!」と大合唱するシーン。あまりにも、あまりにもだ。

 彼女の登場と同時に流れ出した曲は『バラライカ』。ついさっき緑仙が歌った『エージェント夜を往く』と同じぐらいニコニコ動画ではおなじみの曲で、ちょっと下品なタイトルの替え歌があまりにも有名だ。

 普段の「ギバラ」だったら、この歌もそっちに引っ張られてコメントもその歌詞に染まるハズなんだ。

 でも札幌に降り立った御伽原江良は違った。あまりにもカワイイ江良ちゃんの『バラライカ』が成立していた。歌も踊りも完璧なアイドル御伽原江良の『バラライカ』はマジで最高だ。

この笑顔がとても好きなんだ。普通にしていては決して出せないこの笑顔に御伽原江良を感じてほしい

 何が最高って振り付けのキメポーズのところで江良ちゃんが目をつぶってニッコリするのが最高だ。「なんでソレが最高なのか」って?  考えてみてほしい。少しメタい話になるが、彼女はバーチャルライバー、生身の人とは表情筋が違う。

 わかりやすく言えば“普通に笑っただけではあんな笑顔にならない”んだよね多分。だって笑顔になるときってあんな目をピッタリ閉じないでしょ? 

 つまりあの笑顔って彼女が“最大限にカワイイ”を狙って出した笑顔ってわけ。それぐらい江良ちゃんは表情にこだわってるんだよね。そこまで行き届いてる江良ちゃんの演出にもう唸りっぱなしなんだわ。

 ま、歌い終わってMCパートになった瞬間“ギバラ”に戻るんだけどね。これが御伽原江良のイイトコだよなぁ~。

札幌公演のすげえところ4:初の晴れ舞台での全力全開な童田明治

 にじさんじのライバーたちの活動は幅広く、ゲームだったり雑談だったり、地獄配信だったり、そして歌だったり。そして童田明治は、普段の配信で迫力の歌を披露している、歌がとっても上手なにじさんじ最強の11歳だ。

 彼女にとって今回のライブは初の晴れ舞台。そんな晴れ舞台だが、彼女が登場したのは前半ラストの8曲目。ファンも、そして恐らく童田明治自身も、溜めに溜まったその全力を解放するときがやってきた。

残念ながら本記事で見せられる童田明治はシルエットが限界。

 彼女が最初に披露した曲は『境界の彼方』。澄み切った歌声が聞こえた瞬間、ニコ生の画面はコメントで真っ赤に染まった。童田明治の登場を心待ちにしていたファンの叫びが轟いた。

 配信環境のせいか普段は椅子の上で体育座りしながら歌っている彼女。いわゆる“体育座り”というという名の拘束具付き状態だ。そんな彼女の全力は配信で見ていても、心に、身体に伝わってくるほどの迫力があった。

 会場に響く歌声、さすがの歌唱力だ。さらに歌う姿がかわいい、とにかくかわいい。そして小っちゃいのにデッカイ。彼女が歌えば耳をすましてしまう、彼女が歩けばその姿を目で追ってしまう、気づけば童田明治のステージに心を奪われてしまっていた。これが童田明治だ。にじさんじ最強の11歳だ!

 しかも今回のライブツアーは「円盤化ナシ」が公言されている。これからもライブはたくさんあるかもしれないが、今だけ見れるこのライブでしか童田明治の初ライブは見られないんだぜ……。

 そのほかにも、物述プロのカワいすぎる3D新衣装、サービスがすぎる緑仙の『輪舞-revolution』、そしてZepp札幌でまさかの組体操を実施するなど、見どころ満載な公演となっている。

▼ライブ視聴はこちら▼
【札幌公演】にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!


福岡公演のすげえところ

 続いて、2月13日に開催された福岡公演を紹介していく。運よく現地参加できたので、より一層暑苦しく語って行こうと思う。

 本公演の出演ライバーは、剣持刀也葛葉加賀美ハヤトの4人。今回の全国ツアーでは、唯一男性ライバーのみで構成された福岡公演は女性ファンが大半を占めていた。ざっくり見た感じで7:3ぐらい。

剣持刀也(上)、叶(左)、葛葉(右)、加賀美ハヤト。
(画像はにじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!特設サイト 福岡LIVEより)

▼ライブ視聴はこちら▼
【福岡公演】にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!

福岡公演のすげえところ1:「いい時代になったなぁ剣持!」と叫びたくなるライブ開幕

 「男性VTuberは伸びない!」そんな風に言われる時代があった。思い返してみれば黎明期を支えたバーチャルYouTuber四天王も見た目は全員女の子。確かにそうだったのかもしれない。

 しかし、VTuber界も令和を迎えた今、そんなことを言う人はいない。実際こうして男性ライバーだけのライブが開催され、満員御礼、しかもチケットを買うのだってひと苦労なわけだ。

 そんな今を見て、ライブで剣持が発した「いい時代になったなぁ!」という言葉は、どんなときもおもしろさや盛り上がりを気にする彼なりのジョークも半分ぐらいは含まれてるだろうが、やっぱり少し本心も含まれている気がした。

 かつて毎週21時から放送されていたにじさんじ初の冠レギュラー番組『にじさんじのくじじゅうじ』でたったひとり男性VTuberとして参加していた剣持は、ひとりぼっちの楽屋から配信していた。

 「いい時代になったなぁ剣持!」 

 思わずそう言いたくなる。福岡公演の1番手を飾るのは誰だって? そりゃ剣持刀也なワケよ。剣持が登場して、歌が聞こえて、まわりを見たときには紫一色だった。意外性なんてない、必然の1番手剣持刀也だ。

GLAYの『誘惑』で登場した剣持刀也。

 おいおいもう2020年だぞ! 『誘惑』っていつの曲だよ!? って調べたら1998年だったよね。いい時代になったとたんにやりたい放題かよってぐらい自由な選曲に今を楽しむ剣持を感じる。

 観客の中に知らない子がいてもおかしくないぐらい古い曲なんだけど、ライブハウスって会場と剣持刀也っていう個性と男だらけのお祭りの開始としてなんだかしっくり来てしまう『誘惑』で福岡公演は幕を開けた。

福岡公演のすげえところ2:“ライブ”があまりにうまい加賀美ハヤト

 このライブを語るうえで欠かせない存在、それが加賀美ハヤトだ。社長らしく普段は温厚で、どんな人にもちょっぴり弱気な敬語で丁寧に話すイイ人。それが加賀美ハヤトだ。

 しかし、歌うと様子は一変! あまりにも暴力的なデスボイスが魅力のシンガー・加賀美ハヤトになるのだ。

初配信でいきなりオリジナル曲を披露という荒業で話題になった加賀美ハヤト。

 そんな彼は、恐らくにじさんじの中でも“ライブ”というモノに対しての思い入れが強い。2019年12月27日に、にじさんじのライバーたちが開催した邦ロックリレー配信「にじロック2」にて、加賀美ハヤトはフルバンド生演奏というすさまじい労力がかかることをするほどにだ。

 とにかくこの福岡公演の前半は、加賀美ハヤトオンステージだったと筆者は感じた。歌でもパフォーマンスでもなく、“ライブが”あまりにも上手すぎるのだ。

 1発目にブチかました『WITHIN』で会場を最高潮まで暖め、2発目はオリジナルであり初披露の新曲『PIERCE』でド肝を抜いた。

 もちろんソロパートだけじゃない。叶くんとふたりで会場を狂わせた『ロキ』でも、葛葉とふたりで歌う配信で作り上げた新曲、アーリオオーリオこと『クロウ』でも、剣持刀也と歌う『ねぇ、どろどろさん』でも存在感を出しまくっていた。

 『クロウ』の作詞配信。サイゼとか出てくるのにカッコイイんだよなぁこの曲。

 叶くんとの『ロキ』でセルフィーを撮るシーン。ライブ中に自撮りもしちゃう。コレがスゲェ盛り上がるんだな。

 ライブのMCパートでも彼と歌ったライバーは口を揃えて言った。「社長と歌うと引っ張られてこっちまでチカラが出ちゃう」と。普段は汗かいて全力で叫ぶようなタイプじゃない叶くんと葛葉でさえ感化されてしまうほどだ。

「今回のライブの主役は加賀美ハヤトだな」

 ライブが終わる30分前まで、筆者はこう思っていたのだった。

福岡公演のすげえところ3:最高のかたち、最高の流れでの“ChroNoiR”ライブ

 ここまで加賀美ハヤトのスゴさを語ってきたが、叶と葛葉のふたり組ユニット“ChroNoiR”もすごかった。

 福岡公演は、剣持刀也、叶、葛葉、加賀美ハヤトの4人それぞれが、全員とペアとなってライブする意欲的なセットリストで、とにかく“組み合わせの妙”が光ったライブだった。

 先ほど紹介した加賀美ハヤト絡みのペアはもちろん、剣持刀也と叶による『雨とペトラ』や、剣持刀也と葛葉の『ドラマツルギー』など熱すぎる組み合わせが出てくるたびに幸せな気持ちになっていく。

 でもやっぱり期待しちまうんだよな、見慣れた叶と葛葉の“ChroNoiR”を。そしてちゃんと出してくるんだよなこのふたりを最後に。最高のかたちで。

満を持して登場した“ChroNoiR”。そして暖めに暖めすぎてグツグツに煮立ったオリジナル曲『ヘテロスタシス』を披露する最高の流れだ。

 牛丼屋で食うチキンカレーとかハンバーグとかジョージア料理が話題で、それもたまにゃイイんだけどやっぱ牛丼屋で食う牛丼はサイコーなんだよな!

 そんな気分にさせてくれる“ChroNoiR”のパフォーマンスはいつも通りであっていつも通りでない、ライブでしか見れないけどいつも見ている“ChroNoiR”だった。

 そして、続いて披露するのは新曲『Not For You』。

ライブ2日前に初披露だったのにファンとのコールアンドレスポンスがあまりにも完璧だった『Not For You』。

「Every day」 「Every night」 「Every Time」

 初めて聞く人でもすんなり入れるコールが心地よく続く。そして大サビでの「Not For You」の大合唱。牛丼屋で食うすき焼き、めちゃくちゃ美味いから一緒に食おうぜ! って感じだ。

福岡公演のすげえところ4:心が乙女になる出演ライバーたちのイケメン力

 筆者はおっさんなので、ライブの最初のほうは男らしく(?)「ウォイ!ウォイ!」と勢いよくライブを楽しんでいた。

 しかし、出演ライバーたちのイケメンパウダーを浴び続けた結果、ライブ終盤には「キャーーー!!」と黄色い歓声をあげていた。心はもう恋する乙女だ。それくらいかっけえんだ。

ライブのラストは全員で歌う『Peacock Epoch』。

 結論から言うとこの曲、マジで破壊力が高かった。純度100%のイケメンパフォーマンスが次々ぶつかってくるんだこれが。

 この曲には「媚びタイム」と呼ばれるパートが全部で4つある。ステージの真ん中に立ったひとりにスポットライトが当たり、

「俺にするよな」
「俺にしとき」
「僕にしてよ」
「俺にしろ」

とキメ台詞を言うのだ。

 ファンサービスに普段からためらいのない叶くんや、ライブ慣れしている加賀美ハヤト社長は全力でキメてくる。もちろんサイコーだ。

 意外だったのが、いつものキャラクターとの違いからちょっぴり恥ずかしがってしまいそうな剣持刀也と葛葉のふたりだ。とくに剣持刀也は「ファンサービスをしない」ことを公言していて、媚びないことで有名なライバーなので、そのギャップで恋に落ちてしまいそうだった。

▼ライブ視聴はこちら▼
【福岡公演】にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!


 札幌公演、福岡公演を見返してみてもはっきりわかる。各公演ごとにめちゃくちゃコンセプトが練られていて、全国ツアーとは謳ってはいるがもはやベツモノだ。

 現地参戦は難しかったり、すでに開催されているライブだって、配信でならいまからでも楽しめちまう。もし気になりつつもノーチェックだったファンは、無料パートだけでも見てライブを楽しんでみてくれよな!

●札幌公演 ニコ生視聴チケット(購入期限:2月29日)購入ページ
●福岡公演 ニコ生視聴チケット(購入期限:2月29日)購入ページ
●難波公演 ニコ生視聴チケット(購入期限:3月5日)購入ページ
●名古屋公演 ニコ生視聴チケット(購入期限:3月10日)購入ページ
●追加公演 ニコ生視聴チケット(購入期限:4月18日)購入ページ
●全公演通し ニコ生視聴チケット(2月29日まで購入可能)購入ページ

―あわせて読みたい―

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