『機動戦士ガンダム』ジオン軍の「ドム試作実験機」開発史を徹底解説！三連星“リックドム”にいたる系譜に「デザインの完成度たけーな」の声

ニコニコニュース / 2022年12月20日 11時50分

　今回紹介するのは、シュウさんが投稿した『【機動戦士ガンダム】ドム試作実験機＆宇宙用高機動試験型ザク解説【ゆっくり解説】part52』という動画です。

　音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の博麗霊夢（はくれいれいむ）と霧雨魔理沙（きりさめまりさ）のふたりのキャラクターが、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍のモビルスーツの「ドム試作実験機」について解説を行いました。

■ドム試作実験機開発の歴史

霊夢：
　解説するモビルスーツは、YMS-08B ドム試作実験機【※】になります。

※YMS-08B
ドム試作実験機の型式番号。

魔理沙：
　ドム試作実験機はツィマッド社【※】が開発した、新たなる試作実験機になります。

　このモビルスーツは、ツィマッド社のYMS-08Aが不採用になった為に次期主力量産機の試作実験機として開発された機体になります。

　ツィマッド社はザクⅡやグフなどのライセンス生産をしていて、そこで得たデータをもとに新たなモビルスーツ開発に着手しました。

※ツィマッド社
ジオン公国のモビルスーツ開発、製造に携わる企業。

魔理沙：
　まず、YMS-08Aはグフとのコンペティションに敗れた為、次期主力量産機開発は全く別なコンセプトになります。

霊夢：
　別のコンセプト？

　試作機の開発に「どれも同じじゃないんですか？？」「なんでジオン側にコンペなんてしてる余裕があるんですかねぇ……」「色んなモノ混ざってる」といったツッコミの声が多数寄せられました。

■重装甲と高機動を併せ持つ機体

魔理沙：
　YMS-08Aは軽量化を図った高機動型だったが、ドム試作実験機は重装甲モビルスーツになっていて、さらに地上での機動力不足を解消する為に脚部に熱核ジェットエンジンを搭載して、それによるホバー推進が採用された機体になります。

霊夢：
　要は重装甲と高機動を併せ持った機体というわけですね。

魔理沙：
　そうですね。開発にあたって、まず頭部はグフ試作機実験機と共通で胴体部はプロトタイプグフ系のコクピットを採用しています。

霊夢：
　なんだろ……。かなりごちゃごちゃしてるね。

魔理沙：
　まぁ試作実験機ですしね。ただし、下半身、特に脚部は新型推進機関を搭載した機体になっています。

霊夢：
　こう見るとドム試作実験機は、新型脚部推進機関の実験機って感じですね。

■宇宙仕様のドム試作実験機の特徴

魔理沙：
　そうですね。基本的な兵装も新型ヒート・サーベルのみですしね。

　そして、このドム試作実験機で得られたデータをもとにプロトタイプ・ドムの開発に着手します。

霊夢：
　なるほど。それによりMS-09が完成したわけですね。

魔理沙：
　そうですね。ただ、このドム試作実験機はさらに宇宙仕様があります。

魔理沙：
　基本的な部分に違いはないですが、胴体部は気密性の問題からザクⅡのモノに換装しています。

魔理沙：
　そして、この宇宙仕様ドム試作実験機はサイド3宙域で機動試験を行なっていましたが、さらにその時にとある兵装のテストも行なっていました。

　これらの試作実験機の特徴に「こう見るとやっぱドムのデザインの完成度たけーな」「ホバー移動という名の作画省略」「空中戦は動画だけでなく背景も省力化できると聞く」とアニメ制作の背景に言及するコメントが寄せられました。

■兵装テストによって生まれた武器とは

魔理沙：
　それがこのビーム・バズーカです。ビームバズーカは高出力のビーム兵装でその威力は連邦軍が使用したモビルスーツ用のビーム兵装の威力を凌駕します。

　ただ、一発撃つチャージに時間がかかるといった問題点があった為に基本的な兵装にはジャイアント・バズ【※】を使用することが多かったです。

※ジャイアント・バズ
ロケット推進の360mm実体弾を発射するモビルスーツ用バスーカ。